2017/9/30 南相馬の子どもたちから⑤

〇“いい思い出がたくさんできました”~“長崎の旅”レポート⑤(最終回)

NPOナガサキピーススフィア貝の火運動が取り組んだ東日本大震災被災者支援活動のひとつ、南相馬の子どもたち長崎招待~「夏季体験学習」には今回、小学校6年生・9人、中学校2年生・6人が参加してくれました。全員から心に残った多くのイベント、思い出のメッセージが届きました。最終回は小学生の皆さんのメッセージをお届けします。

●“長崎の旅”レポート・第5回 “いい思い出がたくさんできました”(小学校6年生:T・H)
『一日目(8月3日)は、(南相馬市)原町からバスで仙台空港まで行き、飛行機でおおさかの伊丹空港で一回おり、そこから長崎空港につき、長崎空港にいきしばらく見た後に(新上五島町)鯛の浦港へ行きました。そして、ホテルマリンピアにとまって一日目終わりました。

 

<長崎港発*ホテルマリンピア>

次に二日目(8月4日)は、椿油搾取体験をして、浜崎製麺所でうどん作りをし、(自分が作った)うどんを食べました。そして午後に海水浴に入りました。』

 

<つばき油*五島うどん>

三日目(8月5日)は、(台風接近で予定していた)マグロのえさ(餌)やり体験がなくなり、(漁港の手作り遊具施設で)飛び込み、深場水泳体験をしました。そこでたくさんのけが(かすり傷)をおいました。そしてペーロンををしました。ペーロンは右と左それぞれに分かれ(かいを)こぐ競技です。ペーロンに三回乗り、自分なりにははやくこげた方でしたが、二回目あたりからは手がつかれてきておそくなりました。

 

<飛び込み*ペーロン>

四日目(8月6日)は、(長崎市へ移動し)オランダ坂を歩きました。オランダ坂はかなりきゅうな坂で上の方まで登ると景色もすごくきれいでした。

 

<オランダ坂>

五日目(8月7日)は、世界遺産の軍艦島に行きました。軍艦島は昔からかなりの人が住んでいて、今では無人島で世界遺産ににんていされていて、観光客も多く来る島です。

 

<軍艦島>

六日目(8月8日)は、原ばくし料かんに行きました。そして平和学習をしました。平和学習では自分たちが考えている平和を考えることができ、とてもいい体験でした。(青少年ピースフォーラム)交流会ではたくさんしゃべれておいいしいものも食べることができたのでよかったです

 

<原爆資料館*ピースフォーラム交流会>

七日目(8月9日)は、原爆らっか中心地に行ってもくとうをした。その後に平和祈念式典参列に参加しました。次にピースミュージアム見学をしました。自分の知らなかったことや知りたかったことがすごいまとまっていました。そして、一時間三十分のフリータイムでおみやげをかいました。かいたいものはたくさんあって時間がかかりました。

 

<平和祈念式典*ナガサキピースミュージアム>

八日目(8月10日)は、(長崎から飛行機で羽田空港経由・埼玉へ移動し)さだまさしさんの(チャリティ)コンサート(さいたまスーパーアリーナ)に行きました。有名な人がたくさんいていろんな歌もきけました。マジックやおもしろいトーク、ダンスもみれた。

 

<さだまさしチャリティーコンサート>

九日目(8月11日)は、(JTB添乗員の)石川さんにプレゼントをわたし、お別れをした。
短い期間のなかでいい思い出がたくさんできました。』

このほか
小学校6年生:H・Sさんは、『この九日間で、原爆について学んだり、長崎や五島の文化を体験出来たり、とてもいい勉強になりました。』
小学校6年生:O・Tさんは、8日目のコンサートが強く印象に残ったのでしょうか、『さだまさしチャリティーコンサート鑑賞。まず、セロのマジックを見て、そして、ももいろクローバーZの歌をきいて、さだまさしの歌をきいて、若旦那の歌をきいて、テツアンドトモをみて、小林幸子の歌をきいたりしてうたったり、おどったりしたのがたのしかったからまたいきたいし、つぎはまたべつのメンバーでききたいとおもいました。とてもたのしかったです。』
小学校6年生:F・Sさんは、「椿油搾取体験・五島うどん作り・海水浴での相撲・ペーロン体験・天主堂見学・オランダ坂・出島・グラバー園・軍艦島・青少年ピースフォーラム・交流会・原爆落下中心碑見学・平和祈念式典参列・ピースミュージアム見学・フリータイムの買い物・さだまさしチャリティーコンサート鑑賞」の思い出を記した後、ひとこと、『また来たいです。』 と書いてくれました。
また、メッセージの中で、中学校2年生:T・Kさんは、『僕が、この9日間で学んだ事は、まずあいさつをきっちりするという事です。知らない人に会った時にも大切な事だし、コミュニケーションもとれるのでとても重要な事です。そして、もう一つが返事です。何か話しを相手がしている時に、聞いていなければ、返事はできません。さらに、相手の話しをしっかり聞いているのか聞いていないのかも、返事をするのかしないのかによって決まってきます。なので、この二つのあいさつと返事は、とても重要な事だなあと思いました。この事は、日常生活でも使う事なので、当たり前に出来るようにしたいと思います。』 と書いてくれました。

NPOナガサキピーススフィア貝の火運動は引き続き東日本大震災被災者支援活動と取り組みます。
全国に避難を余儀なくされた多くの皆さん全員が一日も早く帰郷され、破壊された町の復興が実現しますように物心両面から支援する覚悟です。会員・ボランティア及びご支援頂いた多くの皆様にお礼を申し上げますとともに当会活動へのご理解、ご支援をお願い申し上げます。

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