2021/3/30 フランス“平和への嘆願展”再開へ!

〇 フランス“平和への嘆願展”再開へ!(2021・4/3)

新型コロナの感染拡大に伴い延期されていたナガサキピースミュージアムの日仏交流展 『平和への嘆願(Un plaidoyer pour la paix / A plea for peace)*フランスの子どもたちによる平和への願い』が4月3日から再開され、フランス・パリ隣接のシャラントン市で6月17日までの日程で展示されることになりました。
  

現地でお世話頂いている美術講師・伊藤英二郎さんから今朝早くメールが届きました。
ヨーロッパの“コロナ・パンデミック”は未だに治まることなく重症者も増え続けているそうですが、今月に入って“移動制限”の部分解除が決定され、展示会再開催へ準備が始まったとのことです。
『毎日本当に展示にこぎつけるか疑心暗鬼でした。明日(31日)から現場打合せが始まり、木(1日)・金(2日)と飾り付け、土曜日(3日)に初日を迎えます。おそらく図書館(会場)内でも入場制限等あるとは思いますが、会期が長いので、何とか希望を持ちつつ、ナガサキピースミュージアムとの往復書簡的な展示会を狙って動いています』とあり、生徒た ちの作品だけでなく、ピースミュージアム展で寄せられた長崎市民のメッセージや長崎市の写真・長崎市の平和憲章なども展示し、“質の高い、老若男女向け”の美術展に仕上げたいと熱の入れようです。
『平和への嘆願展』は、2017年10月、フランス国立公文書館が ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の教育実践を取り入れ、図書館地元のサンドニ県の子どもたちに広島・長崎の歴史“原子爆弾とその被害”の教育プログラムを実施したことに始まります。子どもたちは被爆者の話や絵画から“核の脅威”を学び、平和へのメッセージを絵画作品に、それも、身近に広がる日本の“漫画的手法”で作り上げました。長崎関連では、平和公園を訪れた少年が、平和祈念像から原爆について教えてもらう漫画など全68点中19点が含まれています。

同展は、2018年8月、広島の「せかいこども平和美術館」のあと、2019年7月、伊藤英二郎さんの尽力が実り、長崎大学名誉教授で現代美術家・井川惺亮さんらの協力でナガサキピースミュージアムで開催され、その後、2020年3月21日から6月20日までフランスで展示が予定されていました。

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