2019/9/18 “ソライロ”展

〇“ソライロ~みんな昔は子どもだった。”展(~10/6)

イラストレーター・岡本典子さんの作品展が人気を呼んでいます。
今回のテーマは“ソライロ~みんな昔はこどもだった。”
岡本さんのメッセージです。

『生まれて、ないて、おおきくなった。
走り回って遊び、笑って、泣いて
あっという間に1日が過ぎたあの頃。
先に生まれた兄と姉たちに もまれて育ち、
たくさんの人に囲まれて育った私。
なんにも知らなかったあの頃。
世の中にいろんな人がいるんだとわかった今。
愛されて育ったことに気づく。
雨も風も青空もみんなの上にふりそそぐ。
みんなの上にいつもソライロがある。』

作品展はナガサキピースミュージアムで9月10日(火)から開催中で、会場には岡本さんが生まれ育った長崎を舞台に描いたイラスト・13点を中心に展示されています。
初日には、NIB長崎国際テレビや西日本新聞社の取材がありました。

*NIBテレビは9月10日夕方のニュース「news every.NIB」で放送されました。紹介します。

 

 『幼い頃に思いをめぐらせます。路面電車のイスに後ろ向きに座り、じっと外を眺める女の子。ポン菓子の出来上がるのを耳をふさぎ、ドキドキしながら待つ子どもの姿も描かれています。長崎市できょうから始まった企画展・・・(長崎)市内出身の作者が込めた思いとは。
   長崎市できょうから始まった企画展「ソライロ」。(長崎)市内出身のイラストレーター・岡本典子さんが手がけたおよそ15点が並びます。テーマは「みんな昔は子どもだった」。お父さんにおんぶされたり、路面電車からピョンと飛んで降りたり、岡本さんの幼少期の記憶と長崎の風景を重ねた書下ろしの作品です。
  <岡本さんの話>「大人の方には子どもの時の気持ちを忘れないでって、という思いを、子どもたちがもし見るんだったら、今を楽しんで楽しく生きて下さいと言いたいです。」
  幼き頃に思いをめぐらせながら楽しめる企画展は来月6日まで長崎市のナガサキピースミュージアムで開かれています。』

*西日本新聞は9月12日(木)、永井隆博士の揮毫「平和を」をタイトルとした毎週木曜日の平和欄に掲載されました。全文を紹介します。

『ほっこりする絵テーマに作品展 ピースミュージアムで長崎市出身の岡本さん
  長崎市出身で東京を拠点に活動するイラストレーター岡本典子さん(57)の個展「ソライロ みんな昔は子どもだった」が10月6日まで、同市松が枝町のナガサキピースミュージアムで開かれている=写真。無料。日常の小さな幸せの積み重ねが平和につながる、と考える岡本さん。「見る人がほっこりする絵」をテーマに作品を手掛けている。少女が姉の手に支えられて路面電車からジャンプで飛び降りる姿、サイズの合わない母親のハイヒールでおしゃれする様子・・・。故郷の長崎を舞台にした13点を展示。「無邪気だった子どものころの気持ちを思い出してほしい」と話している。岡本さんは、爆心地に近い城山国民学校で子どもを亡くした母親が平和を祈って植えた「嘉代子桜」の紙芝居の作画で知られる。午前9時半~午後5時半(最終日は午後2時まで)。17、24、30日は休館。ナガサキピースミュージアム=095(818)4247。(徳増瑛子)』

◎岡本典子(おかもとのりこ)さんのプロフィールです。
長崎市出身。東京都世田谷区在住。長崎市立西浦上小・中学校卒業。活水高等学校卒業。武蔵野美術短期大学・商業デザイン科卒業後、グラフィックデザイナーのアシスタントを経て、フリーイラストレーターになる。女性誌、育児雑誌、健康雑誌、WEBイラストなどのさまざまなフィールドで活動中。www.okamotonoriko.jp

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