2019/1/31 「福重の石仏写真展」 始まりました!

1月29日(火)から、大村市在住の上野盛夫さん(66)による「福重の石仏写真展」が始まりました。
上野さんのピースミュージアムでの展示は、2014年の「上野盛夫ふるさと紀行・私の馬頭観音~大村市~」、2015年の「銃後の村~長崎県東彼杵郡福重村~」に続き3回目となります。

今回は、大村市福重地区に残る平安時代末期から中世にかけて作られた石仏の写真約40枚と、約900年前のものとされる滑石(かっせき)製の経筒の実物1点を展示しています。

(滑石とは・・・)
表面は、スベスベ滑らかで、まるでローソクのような石です。この滑石は、長崎県内では日本国内でも一大産地とも呼ばれている西彼杵半島で多く採れます。
石材の質が細かく詰まっていて柔らかいため加工しやすく、例えば大昔から石鍋、紡錘車(ぼうすいしゃ、糸巻車)、経筒、滑石製平安仏などに県内では、その事例が見られます。

早速、1月30日(水)付の長崎新聞・ローカル面にカラー写真付きで掲載されました。
宮本祥太記者の記事です。全文をご紹介します。
 大村市北部の福重地区に多く残る石仏を紹介する写真展が29日、長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで始まった。石の表面に仏を彫った「線刻石仏」など約40枚の作品を通じて仏のさまざまな表情を楽しめる。2月24日まで。無料。
 大村市で15年ほど前から郷土史研究に取り組む上野盛夫さん(66)が出展。上野さんによると、同地区は平安から室町時代にかけて多くの仏教寺院が点在し、当時の石仏が今も多く残る。
 線刻石仏の線をコンピューターグラフィックス(CG)で鮮明にした加工写真のほか、仏頭や六地蔵など立体的な像を写した作品を展示。「線刻不動明王像」は、約1.7メートルの石に不動明王の模様が複雑な線で刻まれる。上野さんは「県内外でまだ石仏は知られていないが、穏やかだったり優しかったりと、それぞれに違う表情を持っていて面白い。これを機に福重に来る人が増えれば」と話した。  (宮本祥太)

また同日、NBCの取材があり、夕方のニュースで放送されました。(写真はすべてNBC-TVの放送画面より)


新聞、TVをご覧になった方が続々とご来館くださっています。
「福重の石仏写真展」は2月24日(日)まで開催しています。2月4日(月)・12日(火)・18日(月)は休館。入館無料です。皆様のお越しをお待ちしています。

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