2017/10/28 さだまさしの世界・展示ご案内⑦

〇さだまさしの世界展・展示ご案内⑦(201710/28)

 
長崎県美術館で開かれている特別展「さだまさしの世界」も残すところ8日間で、大詰めです。
10月28日付の西日本新聞は第15面の本紙「もっと九州欄」に長谷川彰記者の署名入り記事と、連載中の「長崎県版」で展示コーナーのご案内第7弾「宇宙館」を掲載しています。全文を転載します。

●『耳でも堪能「さだまさし展」』<2017・10/28・西日本新聞第21面「もっと九州」>

『 精霊流しの映像、野外コンサート、落語・・・
 長崎県美術館(長崎市出島町)で開催中の特別展「さだまさしの世界」は会期も終盤。これまでの来場者に好評なのが、さだまさしさん本人の映像や音声などを用いた視聴覚展示だ。
絵画展なら私語などためらわれる静けさの展示室内も、今回は方々でメロディーや語りの声が響いている。

        ◇◌◇
 ミュージシャンであり、話芸の域に達していると評されるトークでも有名なさださん。その魅力を効果的に紹介しようと、展示室の10カ所に映像モニターやスクリーンを配置した。
 特に多くの人が足を止めて見入っているのが、KTNテレビ長崎が収録したさださんにまつわる番組映像。2010年のお盆に父雅人さんを見送った精霊流し行事、主に稲佐山で20年間開催された野外コンサート「夏 長崎から」、ナガサキピースミュージアムの建設に関する記者会見などのニュース映像が見られる。
今月15日にさださんが特別展を訪れたときの映像も追加された。

 ステージでの歌唱シーンや人気トークネタを落語として披露する様子、パーソナリティーを務めたラジオ番組「セイ!ヤング」の音声記録のほか、「未来館」コーナーでは、今月からデビュー45年目に入ったさださんが自身の今までとこれからを語る映像も流れる。
 実行委員会は「目だけでなく耳も使って、さださんの世界を楽しんで」と話している。(長谷川彰)』

また、同記事に続いて11月4日(土)深夜に長崎県美術館から生放送される、NHK総合テレビのいわゆる『生さだ』も紹介しています。

『  ホワイトボードの絵 来月4日に公開制作 ~NHK番組「生さだ」名物
 特別展に合わせて11月5日未明、長崎県美術館からNHK番組「今夜も生でさだまさし」が放送される。番組名物「ホワイトボードイラスト」の公開制作が前日の4日夕方、美術館1階ロビーで行われる。
イラストは、ほぼ毎月放送されている番組内で、さださんら出演者の背後に置かれるホワイトボードに描かれる。ご当地ゆかりの風景、事物、特産品などが色とりどりのボードマーカーで描き込まれ、一つの作品として親しまれている。作者は、番組内で敬愛の情を込めて「小針画伯」と呼ばれるNHK美術デザイナーの小針明さん。
特別展実行委員会から制作過程を公開してほしいと要望され、快諾した。ロビーでの観覧は無料。新しいイラストは特別展最終日に会場で展示される。』

 

●『展示コーナー「宇宙館」~楽曲の宇宙に身をゆだね<10/28・長崎県版>
  特別展「さだまさしの世界」の目玉が 「宇宙館」コーナー。さださんの楽曲をモチーフに、その歌世界をメロディーと幻想的な照明、イメージ写真の組み合わせで体感してもらう、参加型インスタレーションだ。
 多彩な芸術表現とプログラミング技術を融合させた作品を手掛けるアーティスト松尾高弘さんが制作を担当。「Records」と名付けられた今回の作品は、さださんがこれまで発表してきたレコード盤やCD計300枚を使って構築された銀河のような空間の中、観覧車が床の足跡マークの場所に立つと、さださんの曲がイメージ映像とともに流れてくる。
 グレープ時代の曲から、最新オリジナルアルバム収録曲まで、50曲近いナンバーを用意。1曲ずつじっくり味わう人もいれば、次々と曲を替えて楽しむ人、曲に合わせて踊りだすお子さんも。さて、あなたは!』

続けて掲載の来館者メッセージ。今回は、長崎市のK・Yさん(73歳)です。

『  感謝の心感じる歌
 「周囲に感謝し、自分を犠牲にしてでも人のために生きる」を信条にしています。故郷を離れた子どもを思う親の心情を歌った「案山子(かかし)」など、さださんの歌からはそのような思いが感じられます。「精霊流し」の頃からのファンですが、曲を聴く度に何事にも感謝する心を持とうと、あらためて胸に刻ん   でいます。特別展では、宇宙館が印象に残りました。曲が流れる中、見上げると多くのCDやレコード。足元には写真の映像。光のファンタジーとでも言いましょうか、時間を忘れるぐらい滞在していました。』

長崎県美術館の特別展「さだまさしの世界」は11月5日(日)までです。
長崎県美術館の電話は 095(833)2110 です。お出かけ下さい。

コメント投稿は締め切りました。