2021/3/18 岡本泰彰展

現在ミュージアムでは、岡本泰彰展「Pain Pain Go Away!」を開催しています。


作品15点は、油彩画、石版画、ドライポイント、水彩画、コラージュなど多彩な手法で描かれています。テーマは、戦争、核兵器、乱獲、密猟、自然破壊など、世界の様々な「痛み」です。

長崎県西海市出身の現代美術家・岡本泰彰さんは、2001年に単身ロンドン へ渡り独学で絵画制作を始めました。アメリカやヨーロッパを主な拠点とし、作品を制作・発表。海外を中心に数々の賞を受賞しています。2019年に帰国し、地元・西海市、佐世保市、長崎市などで作品展を開催しています。

展示の模様は地元のTVニュース、情報番組で取り上げられたほか、3月5日付の長崎新聞、3月12日付の西日本新聞でも写真2葉つきで掲載されました。全文をご紹介します。

2021年3月5日(金) 長崎新聞〉

 『世界中で起きている戦争や乱獲、自然破壊の「痛み」を動物などをモチーフに描いた、西海市在住の美術家、岡本泰彰さん(40)の作品展「Pain Pain Go Away」が、長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで開かれている。21日まで。無料。
 岡本さんは西海市出身。2001年にロンドンに移住し、独学で絵画制作を始めた。その後、ニューヨークを中心に、バルセロナやカナダ・モントリオール、ベルリンなどを拠点に創作活動。油彩や水彩、石版画、ドライポイントなどさまざまな手法を身に付け、海外の公募展で大賞などを受賞した。19年に地元に戻り、同年の県展(洋画部門)で新鋭賞にも選ばれた。
 岡本さんがこれまでに描いてきた作品は、動植物をモチーフに空想世界を描いたものや、「生と死」を表現した作品が多い。
今回の展覧会では、09~19年にニューヨークとベルリンで制作した作品の中から、「痛み」を表した作品15点を展示。水槽に閉じ込められたシャチ、缶詰にされたサメ、鎖につながれたゾウやサイなどを描き、人間による乱獲や自然破壊を風刺した作品のほか、広島と長崎に投下された原爆をテーマにした油彩画も並ぶ。岡本さんは「作品を通して世界で起こっていることを知り、その問題について考えるきっかけにしてほしい」と話している。  (小槻憲吾) 』


〈2021年3月12日(金) 西日本新聞〉

 『世界のさまざまな「痛み」をテーマにした作品展「Pain Pain Go Away!(痛いの痛いの飛んでゆけ)」が、21日まで長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで開催されている。
 西海市出身の現代美術家岡本泰彰さん(40)が、2009~19年にニューヨークとベルリンで制作した15点を展示。戦争や核兵器、乱獲など人や動物が感じる「痛み」を油絵や石版画などで表現した。
 ニューヨーク時代に描いた「1945年8月6日と9日」も展示作品の一つ。「幼いころ見た原爆の写真の悲惨さにショックを受けた」という岡本さん。子どもも見やすいよう、米軍機を鷹で表現するなど油彩で柔らかく描いた。この他、戦争を題材にした「最終大戦と呼ぶべきだった」など風刺を込めた作品も並ぶ。
 入館無料、月曜休館。同ミュージアム=095(818)4247。 (松永圭造ウィリアム)』

岡本泰彰展『Pain Pain Go Away!」は、3月21日(日)14時までです。暖かく、過ごしやすい気候になってきました。是非ミュージアムへ遊びにきてください。

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