2020/10/7 「忘れないプロジェクト写真展」始まりました!

現在ミュージアムでは「忘れないプロジェクト写真展」を開催しています。
 忘れないプロジェクト代表で被爆者の小川忠義さん(76)は、“8月9日午前11時2分”を風化させないために、この日この時にシャッターを切ろう!と呼びかけています。
2009年に始まった写真展は今年で12回目、ミュージアムでの開催は8回目となります。
被爆75年の今年は、日本各地と中国、アメリカ、オーストラリア、スコットランドから過去最多の168枚が寄せられました。

展示初日には多くの報道関係者が取材に訪れ、早速、昼・夜のテレビニュースやラジオで紹介されました。

また、写真を応募して下さった瓊浦高校(長崎市)写真部の1年生3名が、早速展示を見に来館されました。

丁度取材に訪れていた長崎新聞の取材に応じ、撮影した写真に込めた思いを語って下さいました。
この取材の模様を含む写真展の紹介は、10月7日付の長崎新聞に「青空の下や街角で黙とう」の見出しとカラー写真1葉付きで掲載されています。酒井環記者による記事です。全文をご紹介させて頂きます。


〈10月7日(水曜日)付 長崎新聞10面〉

『長崎原爆がさく裂した8月9日午前11時2分に、国内や世界各地で撮影された写真168枚を紹介する「忘れないプロジェクト写真展」が6日、長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで始まった。澄み切った青空や街角で黙とうをする人々の姿などを通して、平和の大切さを訴えかけている。11月1日まで。
 被爆者でアマチュアカメラマンの小川忠義さん(76)=長崎市江平1丁目=が、長崎原爆の日を風化させないよう2009年から毎年開いている。写真は会員制交流サイト(SNS)などを通して全世界から募集。オーストラリアやスコットランドなど海外4ヵ国から計24点の応募があった。
 応募作品をすべて展示しており、11時2分を指す時計や青々と茂る田んぼの写真などが並ぶ。男の子2人が黙とうする写真には「子どもたちの未来がずっと平和でありますように」と撮影者のメッセージも添えている。
 友人と会場を訪れた瓊浦高1年の野口煌平さん(15)は、新大工商店街(新大工町)で黙とうする20代男性の写真を寄せた。「若者に平和の意思が受け継がれている様子を撮った。自分も次の世代に(意思を)伝えていきたい」と語った。 (酒井環)』

忘れないプロジェクト写真展は、11月1日(日)14時までナガサキピースミュージアムで開催しています。
入館無料です。マスク着用の上、是非ご来館下さい。

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