2020/9/27 ヒバクシャ国際署名50万突破!

〇 ヒバクシャ国際署名50万筆突破“感謝の集い”(2020・9/26)
長崎県内で進められていた核兵器廃絶を目指す『ヒバクシャ国際署名』が50万筆を超え、9月26日(土)爽やかに晴れ渡った秋空の下、長崎市・爆心地公園で“感謝の集い”が開かれました。
 

『ヒバクシャ国際署名』をすすめる長崎県民の会(共同代表:朝長万佐男さん・田中重光さん)から届いた報告とお礼<9月15日付>です。

『本年9月8日、県内50万筆の目標を突破することが出来ました。2016年5月26日、平和公園で長崎の被爆者5団体の代表が国際署名を呼びかけてから4年数か月、そして私ども「ヒバクシャ国際署名をすすめる長崎県民の会」が発足してから4年、全県下で草の根署名活動を続けてまいりました。このたび、目標に掲げていました県内50万筆を突破することが出来ました。これもひとえに皆様の暖かいご支援とご協力の賜物であり、こころからお礼申し上げます。県下の自治体と議会をはじめ、多くの団体、グループ、県民の皆様が自主的に署名活動を展開されたことに深く敬意を表します。
ご承知のように報道によれば、核兵器禁止条約の批准国が9月中に50か国に達する見込みであり、その90日後には条約の発効が期待されています。しかしながら核兵器を巡る世界の現状を見ると、いまだに核抑止に依存する国があり、また核軍縮に逆行する動きもあるなど厳しいものがあります。私たちは「自分たちの生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したい」という被爆者の願いを受け止め、被爆地長崎から核兵器の非人道性と核兵器の廃絶を世界に向けて訴え続けていかなければなりません。
つきましては、下記の通り 「ヒバクシャ国際署名50万突破 感謝の集い」を開催いたします。9月26日は国連が定めた「核兵器廃絶デー」であり、私ども県民の会設立の日でもあります。皆様のご参加をお待ちしています。』

「ヒバクシャ国際署名50万突破 感謝の集い」
9月26日(土) 午前10時30分~11時30分
原爆落下中心地公園(松山町)<雨天決行>
*参加者の皆様はマスク着用のご協力をお願いします。

 「ヒバクシャ国際署名50万突破 感謝の集い」の模様は、26日当日のテレビ各社で報道されたほか、27日付の新聞は朝日・西日本・毎日の3紙が地域版で掲載、長崎新聞は酒井環記者の取材で第24面・社会面に掲載されました。長崎新聞の全文を掲載させて頂きます。

『        「核禁条約に廃絶託す」
          県民の会 集会で被爆者期待
  全ての国・地域に核兵器禁止条約の批准などを求める 「ヒバクシャ国際署名」に取り組んできた県民の会は、26日、長崎市松山町の爆心地公園で集会を開き、県内で目標に掲げてきた50万筆を達成したことなどを報告した。核兵器の保有や使用などを全面的に禁止する核禁条約の発効に必要な批准国・地域まで残り5(25日現在)に迫る中、参加した被爆者からは「核禁条約に核兵器廃絶を託したい」と期待する声が上がった。
 同会は2016年9月の結成以来、署名活動に取り組んできた。全国で集まった署名は日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が集約し、国連に提出する。
 集会で同会の田中重光共同代表(79)は 「核禁条約の流れを(世界だけでなく)日本でも大きくしなければならない。被爆者の願いを実現させるために、皆さんと一緒に頑張っていきたい」と決意新た。米国の“核の傘”にある日本政府は核禁条約に背を向けており、県平和運動センター被爆連の川野浩一議長(80)は 「核を持つ国と持たない国の橋渡しは一体、何をしたのか」と被爆国の姿勢を批判した。
 集会は国連の 「核兵器廃絶国際デー」に合わせて開き、約100人が参加。午前11時2分に黙とうした。(酒井環)』

   

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