2018/9/22 中国建国69周年祝賀会in長崎

 〇 長崎で“中国建国69周年”祝賀会(2018・9/21)
中国(中華人民共和国)の建国記念日「国慶節」<10月1日>を前に、中国との豊かな交流史を持つ長崎で“中国建国69周年”の祝賀会が9月21日、長崎市のホテルニュー長崎で盛大に開かれました。これは、中国駐長崎総領事館(総領事・劉亜明さん)が主催したもので、総領事館が招いた長崎県内の政財界を始め市町村・商工会議所・学術・文化・友好交流団関係者・長崎在住の華僑・留学生など約450人が参加しました。

 
<祝賀を盛り上げた「獅子舞」と「二胡」>

祝賀会の冒頭、あいさつに立った劉亜明総領事は、地方自治体の関係者としては異例の称号を送った“日中友好の使者”、高田勇長崎県知事が9月8日亡くなられたことと、長崎を中心にした各地の華僑の取りまとめ役を長年務めた兪雲登・前長崎華僑総会名誉会長が2017年12月21日に亡くなられたことに触れ、「悲しみを乗り越えて日中の一層の交流を深めたい」と誓いの言葉を述べられました。

 
<祝賀会場・劉亜明総領事>

長崎と中国との関係は、地理的関係からみれば相当古く、紀元前からと思われますが、記録に残っているところでは、鎖国時代の17世紀からです。唐船が続々入港し、居留地「唐人屋敷」が建設されました。多くの文化が流入し、その影響は言葉や食べ物、衣服、四季の習慣まで文字通り生活の隅々まで広がっています。
判りやすいい例をあげますと、崇福寺・興福寺・聖福寺などの唐寺(中国寺)、長崎くんちの奉納踊り「龍踊り」「唐人船」、中島川の「眼鏡橋」等の石橋群、「インゲン(隠元)豆」「唐人菜」「枇杷」等野菜・果物、「精霊流し」、「ペーロン競漕」、ちゃんぽん・皿うどん・角煮に代表される食習慣…枚挙に暇がありません。
人的交流も深く、上海航路の記憶は今も消えず、最近での国際観光船入港は中国からのお客様満杯で年間100万にも上る勢いです。
劉亜明総領事は、長崎との交流史を例にとりながら世界各国と「和」を基本した交流を図って行きたいと述べるとともに、長崎とはこれまで以上に様々な分野で交流を深めて行きたいと述べられました。
これに対して、参加者を代表して長崎県知事・中村法道さん、長崎市長・田上富久さん、元長崎県知事で参議院議員・金子原二郎さん、「唐人屋敷」界隈で育った衆議院議員・西岡秀子さんらが、「長崎の多くの人たちが取り組んだ“友好の輪”をこれからも継承して行きたい」などと述べられました。
 
 

また、2018年は日中国交回復45周年に当たるところから祝賀会は一層盛り上がりを見せ、最後には、中国でも“国宝級”と言われる『変面天王』が登場し、舞台を降りて参加者の身近で演技を披露する一幕もありました。
尚、ピーススフィア貝の火運動では、副理事長・佐田繁理さだ企画CEO、増川専務理事、大串理事の三人が参加し、劉亜明総領事に祝辞を述べるとともに多くの参加皆様と交流しました。

 
<最後を飾った「変面天王」>

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