2018/8/23 長崎・写真展&講演会のご案内

〇「写真展:油症事件とPCB汚染を考える」
(2018・9/2-15・長崎ブリックホール2階ギャラリー)


<撮影・河野裕昭:1973年:五島・玉之浦町の漁師>
 『日本最大の食中毒事件から50年
1968年、西日本一帯に販売されていた米ぬか油にPCB・ダイオキシン類が混入していたことが原因で、1万人以上の人が健康を害した「カネミ油症事件」。類似の事件は、1979年に台湾でも起きました。体内に入った毒物の後遺症は、いまなお多くの人を苦しめています。
日本では2012年、ようやく被害者救済のための法律が制定されましたが、この事件が社会に投げかけた課題がなんであったのか、考える機会は少なくなっています。本展は、カネミ油症事件に関する唯一の写真集の著者である河野裕昭氏(1950-)による作品54点(未公開作品を含む)を中心に、油症事件とPCB汚染の過去から現在までをたどり、化学物質による負の影響に、わたしたちはどう向き合えばいいのかを考える場とします。
<展示内容> ①・カネミ油症事件 ②・台湾油症事件 ③・台南安順工場ダイオキシン汚染事件
④・PCB・ダイオキシンとわたしたちのくらし  』

*開催日時:2018年9月2日(日)~15日(土)  10:00-20:00 ※入場無料
開催場所:長崎ブリックホール2階ギャラリー<長崎市茂里町2-38>
主   催:「油症事件とPCB汚染を考える2018」長崎展実行委員会
(代表:戸田清<長崎大学環境科学部教授>)
            ※問い合わせ:電話095-819-2784 担当・友澤悠季(同学部准教授)

 〇「講演会:安保法制と憲法改正を許さない」
(2018・9/2 14:00-16:00・長崎市民会館6階)

 
<講師・伊藤真(まこと)弁護士>
講師の弁護士・伊藤真さんは1958年東京生まれで、東京大学法学部在学中の1981年司法試験合格。卒業後、弁護士として活躍し、伊藤塾(法律資格の受験指導校)塾長、法学館法律事務所所長、日本弁護士連合会憲法問題対策本部副本部長、安保法制違憲訴訟の会共同代表。日本国憲法の理念を伝える伝道師として全国各地で講演を続けています。
講演会のタイトルは「安保法制と憲法改正を許さない」。主催は、安保法制違憲国賠訴訟長崎弁護団と安保法制違憲国賠訴訟を支える長崎の会です。主催者の方から届いた広報ちらしのメッセージです。
『安倍政権は、3年前多くの国民の反対を押し切り安保法制を成立させました。この法律は、歴代政権が憲法違反として認めてこなかった集団的自衛権の行使を強引な憲法解釈によって容認し、日本を海外で戦争できる国に変えました。また、安倍首相は、憲法9条に自衛隊を明記するなどの憲法改正を推し進めようとしています。これに対して憲法改正に多くの国民が反対し、安保法制は憲法違反という裁判が長崎など全国22の裁判所で起こされています。
そこで安保法制と憲法改正、特に9条改正の問題点をあらためて考えます。講師は、憲法問題の専門家でわかりやすい解説で有名な伊藤真弁護士です。』

*開催日時:2018年9月2日(日) 14:00-16:00 ※入場無料
開催場所:長崎市民会館6階(第9・第10会議室)<長崎市魚の町5-1>
            ※問い合わせ:電話090-8398-5772・関口達夫(主催事務局)・

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