2018/7/29 ジャパネットの高田さんもやってきた!

〇 ジャパネットの高田さんもやってきた!
~“核兵器廃絶”国際シンポジウム(2018・7/28 長崎市)

ジャパネットたかたの創業者で、今やサッカーJ1のV・ファーレン長崎を率いる高田明さん(69歳)の平和メッセージです・・・『平和は日常のやすらぎからうまれてくると感じます。だから、日常の中にあるサッカーも平和を生み出せる』(シンポパンフから引用)。その高田さんが7月28日(土)長崎原爆資料館ホールで開催された『国際平和シンポジウム2018 「核兵器廃絶への道~持続可能な平和のために~」<主催:長崎市、(公財)長崎平和推進協会、朝日新聞社>』に参加。冒頭の特別対談で、田上富久長崎市長を前に「平和を語れる長崎のサッカーチームとして“愛と平和”をこの長崎から発信して行きたい」と熱っぽく語りました。

 
<プログラム表紙・>    <2018・7/29:朝日新聞・本紙社会32面>

国際平和シンポジウム「核兵器廃絶への道」は、朝日新聞社大阪本社社会部「核と人類取材センター」が中心となって企画されたもので、1995年、被爆50年以来隔年、広島・長崎両市で開催されており、今年は24回目です。企画概要です。
『核兵器の存在を許さない核兵器禁止条約は国際社会の多数の支持でうまれ、各国で発効に向けた批准作業が進んでいます。(※2018・7/28現在:13か国批准) 一方、核保有国や「核の傘」国は 「現実的な核軍縮」を主張し、核禁条約に背を向けて溝を深めています。条約新時代を迎える中、トランプ米政権は「核戦略見直し」(NPR)で 「使いやすい核」を追求するなど逆路線へ走り、北朝鮮の非核化の行方も予断を許しません。持続可能な平和の構築に向けて「核なき世界」への道筋をどう描くのか。人類最後の被爆地から道標を探ります。』

 
<長崎原爆資料館(長崎市平野町)>

国際平和シンポジウムは、米国オバマ政権の国務次官補で核不拡散政策担当を務めたトーマス・カントリーマンさんが基調講演を行い 「核廃絶の為には、2020年のNPT再検討会議が重要で、全世界が軍縮の進路を求めなければならないが、特に核大国である米露が“核戦争に勝利はない”と発言したかつての両国首脳の想いに逆らってはならない。」と強調しました。
続いてカントリーマンさんを含めてパネル討論が行われ、2017年ノーベル平和賞を受賞したICANの国際運営委員でオランダのNGO「PAX」核軍縮プログラムマネージャーのスージー・スナイダーさん、 元国連事務次長で軍縮を担当した阿部信泰さん、市民レベルで対人地雷廃絶運動などに取り組む中央大学総合政策学部教授の目加田悦子さんの4人が、RECNA(長崎大学核兵器廃絶研究センター)副センター長の吉田文彦さんの司会進行で、“核兵器廃絶への道”をテーマに意見を述べディスカッションを繰り広げました。        
国際平和シンポジウムの全容・詳細は、8月6日付けの朝日新聞に掲載される予定ですが、7月29日付け長崎版(29面)で概要が掲載されています。
その中で、朝日新聞社からの招待で参加したナガサキピースミュージアム増川雅一専務理事の感想が掲載されています。前後を割愛して紹介します。
『・・・討論を聞いた被爆者の増川雅一さん(77)は来月発足する予定の「ICANサポートナガサキ」の呼びかけ人の一人。「日本には核兵器禁止条約に署名、批准してもらいたい。希望を失わず、長崎の被爆者ができることを地道にやっていくという、今後の道筋が見えた気がする」と語った。・・・』

ナガサキピースミュージアムでは現在、ICANノーベル平和賞受賞&ICANサポートナガサキ設立記念展「ヒバクシャ世界を動かす~ピースボートおりづるプロジェクト*ヒバクシャ世界一周・証言の航海」展を開催中です。
入場無料。8月12日(日)午後2時までです。お出かけ下さい。   

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