〇　小豆島から平和の折り鶴！（２０１８・２/１０）

 映画「二十四の瞳」の舞台となった小豆島から平和を願う世界の国旗デザインの折り鶴（４８羽）が届きました。
小豆島は現在、行政的には香川県小豆郡の土庄町と小豆島町の２町からなる瀬戸内海国立公園の離島です。折り鶴は、小豆島町立小豆島中学校の生徒さんが作ってくれました。

２０１７年５月、小豆島中学校修学旅行団の一員として参加されたＨ・Ｍ先生はナガサキピースミュージアムに立ち寄られました。企画展「国境なき医師団・紛争地の現場から」や常設展示の「世界の笑顔」「世界の国旗」「国旗の折り鶴」などを見学されました。記念の「みどりのせんそうほうき」を差し上げました。
そのＨ・Ｍ先生からこのほど沢山の折り鶴とお便りがピースミュージアムに届きました。
『島に帰り、見学させていただいた展示やミュージアムの思い、私の学級の生徒（Ｋ・Ｔ君）が折りはじめている国旗の模様の折り紙で折った鶴が、平和を祈るピースミュージアムにもあったことを話したところ、とても感動し、自分が作成した折り紙を平和への思いの証として送りたいと言い始めました。その思いを果たすべく、生徒が少しずつ折りためてきた鶴を、卒業を目前とした今、メッセージと一緒に送付させていただきました。』

国旗デザインの世界の折り鶴に添えられたＫ・Ｔ君のメッセージです。
『私は、中学校へ入学してから３年間、人権や平和についてたくさん学びました。昨年５月、私は修学旅行で長崎を訪れ、そして平和への思いが強くなりました。学校へ帰ってから私は平和を願って、いろんな国旗の折り紙で折り鶴をたくさん作ってきました。校内合唱コンクールで私たちのクラスは「青葉の歌」という平和を祈る歌を合唱しました。残念ながら優勝はできませんでしたが、聴いてくれた人たちに平和の大切さやすばらしさを伝えられたと思っています。私は合唱の練習の時にみんなで手をつないで歌ったこと、つないだ友達の手の温かさをずっと覚えていたいと思います。これからも私はいつまでも平和を祈っていきたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成３０年２月５日　香川県小豆郡小豆島町立小豆島中学校３年　Ｋ・Ｔ』

小豆島中学校の皆さん、Ｋ・Ｔ君、ありがとうございました。送って頂いた国旗デザインの平和を願う世界の折り鶴は、常設展示の折り鶴の仲間入りということで一緒に展示させて頂きます。
小豆島中学校では５月に再び長崎へ修学旅行でお見えになる予定だそうですね。これまで同様大歓迎です。お待ちしています。