2017/11/5 仁位孝雄・朝鮮通信使展(川越市)

〇 仁位孝雄写真「朝鮮通信使」展・川越市で開催(2017・11/7-9)

「朝鮮通信使」の足跡を写真に収めている長崎県対馬市出身の元長崎県職員・仁位孝雄さん(76)の写真展が埼玉県川越市で開催されます。


<1811年来日・朝鮮通信使正使肖像画(個人蔵)>

「朝鮮通信使」は2017年10月30日、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録されました。その記録・文書が歴史的に価値が高いと評価されたもので、日韓の民間団体が共同で申請していました。
「朝鮮通信使」は、いわゆる“秀吉の朝鮮出兵”で破綻した日本と当時の朝鮮の国際関係を修復するために設けられたもので、両国間の平和安定のために日本側の要請に基づき朝鮮王朝が派遣した外交使節団です。1607年から1811年まで12回の記録が日韓両国関係先に保存されています。

仁位孝雄さんは在職中に対馬に勤務した際、1980年頃から郷土対馬に残る朝鮮通信使の足跡に注目し趣味のカメラで撮影を続けました。取材も国内のルートだけでなく韓国にも及び、写真集も出版(2002年)するなど今回のユネスコ世界記憶遺産登録にも大きく貢献しました。
川越市は町づくりの一環として「朝鮮通信使」をテーマとして各種イベントを展開しており、今回も「第13回川越唐人揃いパレード」のプレイベントとして仁位さんの写真展を開催します。
11月7日(火)から9日(木)までの3日間、川越市立中央図書館。仁位さんの作品・28点が展示されます。
ナガサキピースミュージアムでは、2018年2月27日(火)~3月23日(金)・・・世界記憶遺産登録記念「朝鮮通信使展」として仁位孝雄さんの写真展を開催する予定です。

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