2017/1/5 長崎大50年展開幕

〇長崎大学アフリカ50周年展開幕!(2017・1/2)

さだまさし会長の楽曲「風に立つライオン」の原点ともいえる長崎大学熱帯医学研究所のアフリカ・ケニアにおける医療活動を中心とした『長崎大学アフリカ50周年記念展』がナガサキピースミュージアムで開幕。初日の2017年1月2日、長崎大学の片峰茂学長ら関係者が集まって、賑やかにオープニングセレモニーが開かれました。

テープカットは“カステラ名物のナガサキ”に相応しくカステラへのナイフカット。そのナイフも、医療活動とあって手術用のメスをイメージするという凝りようです。カステラは、“さだまさしかすていら”でお馴染みの糖庵さん特製の「アフリカ地図入り・大かすていら」。片峰学長を挟んで、ケニア留学生のキロンジ・フランシスカ・ムタワさんと佐田玲子さんが揃って華やかにナイフを入れました。


<2017年1月3日付・長崎新聞>

この日は、気象台が“3月のお天気”と発表するほどの好天気で、大扉も開けてお客さまに披露しました。

片峰茂長崎大学長のメッセージです。長文のため一部省略しています。全文は会場でご覧下さい。
『 この度、長崎大学のアフリカにおける50年の取り組みについて、皆様にご紹介できる機会を得ることができ、大変喜ばしく思っています。このような機会と場所をご提供いただいたナガサキピースミュージアムの皆様方に深く感謝申し上げます。
昨年は、本学のアフリカでの活動にとって大きな節目の年となりました。一つは、本学のケニアへの医療団派遣から50年を迎えたこと。そして、もう一つは、昨年8月に本学が教育研究拠点を構築するケニアのナイロビ市で開かれたアフリカ開発会議(TICAD VI)において、本学のアフリカでの取り組みが広く世界に認められた年であったことです。
会議では、地球・人類の持続的発展の鍵を握るアフリカ大陸への目に見える貢献が話し合われ、日本の総力を傾注した取り組みを世界に示す場となりました。
その中で際立った存在感を示したのが長崎大学でした。1960年代の「風に立つライオン」の時代から現在のケニア拠点を中心とした感染症対策・研究に至るまで、半世紀にわたる現地に寄り添った本学の保健医療分野での貢献の蓄積は無論のこと、近年のビクトリア湖における工学・水産学系教員による水環境改善・水産業振興プロジェクトの成果も高い評価を受けました。いずれも、本学の特長である質の高い実学に根ざした現場力の賜物と思います。  
国連参加国により2016年から始まった「持続可能な開発目標(SDGs)」では、貧困の撲滅や健康と福祉の充実が謳われています。(長崎大学は)医療分野のみならず、工学・水産も含めた複合的な問題に対応するため、全学をあげてアフリカ支援に取り組む所存です。』


<片峰学長・佐田玲子さんらを囲んでの記念撮影>

この『長崎大学アフリカ50周年記念展』は、1月29日(日)午後2時まで開催されています。休館日は、10日(火)・16日(月)・23日(月)で、入館は無料です。お出かけ下さい。

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