2015/5/14-20 「長崎の聖母・米国公演」

核兵器廃絶を目指しアメリカ公演(2015・5/14~20)
~新作能『長崎の聖母』~

150514・長崎の聖母チラシ①表・184KB新作能 『長崎の聖母』は、2005(平成17)年・被爆60周年を記念して東京大学名誉教授・多田富雄さん(1934-2010*免疫学者・文筆家)が創作しました。
「明治初年のキリシタン弾圧で浦上の多くの信者が流された津和野から巡礼者が被爆した浦上の丘を訪れる。被爆した修道士・信者が語るのは惨劇の数々。その後、傷ついたものらを助け慰めた誰とも知らぬ信女。もしや、その信女は聖母マリアの化身だったのでは・・・」
観世流シテ方の清水寛二さん(1953年生)が主役を演じ、2005年11月、浦上天主堂で初上演され大きな反響を呼びました。2009年12月・長崎歴史文化博物館で、2010年8月・長崎市公会堂で各々再演され話題を広げました。原爆の悲劇だけでなく生き残った人たちの希望をも描いた作品が、古典芸能の枠を超えた新作、現代能の世界で見事に描かれ、能愛好家がけでなく多くの市民を魅了しました。

舞台:遠景・137KB 聖母・176KB 舞台・196KB
<2005年11月23日初演(長崎市・浦上天主堂)>

  ナガサキピースミュージアムは、2010(平成22)年7月、被爆65周年企画の一環として『長崎・広島・沖縄 平和を舞う!』として舞台写真展を開催しました。

100724・長崎新聞・「新作能展」(メール用)・389KB<2010年7月24日付・長崎新聞>

今回のアメリカ公演は、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の開催に合わせて企画されたもので、元長崎大学学長・土山秀夫さんや長崎市長・田上富久さん、それにカトリック長崎大司教・高見三明さん、長崎純心大学理事長・片岡千鶴子さんらが実行委員会を結成しました。
アメリカ側は日米交流団体のジャパンソサエティーが参加。5月14日-16日:ニューヨーク、
5月20日:ボストンの2地区での公演を中心に、各地の大学などでワークショップも開催し、伝統芸能「能」を通して、「核兵器廃絶」を訴えます。

スチール「清水寬二」219KB
主役を務める観世流銕仙会・清水寛二さん(重要無形文化財総合指定保持者・「地照舎」主宰・「響の会」共宰)は 『能は命の慈しみを表現しており、国境を超えて多くの人々に平和の大切さを感じて貰いたい』としています。

今回の公演にあたり、実行委員会では広く募金を呼び掛けています。皆様のご支援・ご協力をお願い申上げます。
*ゆうちょ銀行 記号00100-6 番号74773
口座名義:公益社団法人 銕仙会(てっせんかい)
*十八銀行 本店営業部(100) 普通 1111120
親和銀行 長崎営業部(101) 普通 6079831
長崎銀行 本店営業部(100) 普通 2334873
口座名義:NAGASAKI WEEK IN NY実行委員会

また、アメリカ公演観覧の渡航については、
㈱JTB九州 長崎支店(担当・新開:☏095-824-2400)で取り扱っています。

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