2014/2/18 聖福寺~そのままの姿で後世へ

今日の長崎新聞に聖福寺の話題が掲載されました。
長崎ライオンズクラブから、長崎県文化財である聖福寺修復を支援する寄付金が、聖福寺大雄宝殿修復協力会の宮川雅一世話人代表に贈呈されたというものです。

140218・長崎「聖福寺修復募金」web用・71.8KB

貝の火運動・さだまさし会長ともゆかりの深い聖福寺。子ども時代の遊び場で、小説「解夏(げげ)」にも登場します。さだまさしさんも協力会世話人の一人です。
聖福寺については、宮川先生の著書、「郷土史 岡目八目」にも何度か取り上げられており、現在開催中の企画展でもパネル化して紹介しています。

聖福寺パネル

万寿山・聖福寺は、1677年(延宝5年)に鉄心道胖が創建した黄檗宗の唐寺で、興福寺、崇福寺、副催事と並ぶ長崎四福寺の一つ。
緑陰大木に囲まれた境内には長崎県・長崎市が指定した多くの文化財があり、長崎と中国の豊かな交流の歴史を伝えています。
2011年、ピースミュージアムでもその奥深い歴史と建造物文化財を写真・パネルで紹介。寺宝「関帝像」も特別展示公開しました。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」の舞台になるなど、近年話題を集めましたが、建造物の老朽化が目立ち、特に本殿「大雄宝殿」は倒壊の危機にさらされています。

聖福寺修復募金パンフレット②

「聖福寺に親しむ会」や「長崎史談会」が中心となって、募金活動が展開されており、聖福寺大雄宝殿修復協力会には、これまで約2,000万円の寄付金が集まっているそうです。

聖福寺修復募金パンフレット①

長崎の観光名所でもある・興福寺や崇福寺とはまた一味違い、宇治の本山万福寺に似せて建てられた独特の黄檗寺院・聖福寺。
「聖福寺は長崎と中国の友好の象徴。そのままの姿で後世に伝えていきたい」
宮川先生は話しています。

◇万寿山・聖福寺
長崎市玉園町3-77 TEL095-823-0282
JR長崎駅から徒歩10分

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