2013.9.28*山口仙二さんを偲ぶ会

長崎の被爆者・山口仙二さん(7月6日死去・享年82歳)を偲ぶ会が2013年9月28日長崎市で開かれ、生前山口さんと交流があった県内外の関係者150人が参列しその大きな業績を回顧するとともに山口さんが願って止まなかった核兵器廃絶・世界平和への思いを新たにしました。
山口さんは15歳の時、学徒動員で爆心地から1.5km離れた三菱大橋兵器工場で作業中被爆し全身大やけどを負いました。その一生は治療と後遺症との闘いでしたが、山口さんの真価は、その闘いにめげることなく当時放置された被爆者への援護を求める活動、そして、核兵器廃絶を求める原水爆禁止運動の先頭に立って世界中を駆け回ったことでした。
1982年6月、国連で行われた「第2回軍縮特別総会」での演説『ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ウオー、ノーモア・ヒバクシャ』は多くの人の胸を打ち、今なお世界平和への強いメッセージとして受け継がれています。山口偲ぶ会③仙二さん・62.4KB 偲ぶ会は、発起人を代表して長崎原爆被災協事務局長の山田拓民さんが挨拶した後、映像「追悼 山口さん」が上映され、平和祈念象前で元気に被爆体験を証言する山口さんを偲びました。続いて、日本被団協・岩佐幹三代表委員やNBC長崎放送の関口達夫記者ら交流が深かった関係者が10人以上も思い出を語り、山口さんの思いを継承する被災協や被爆二世の会の人たちが西日本新聞に連載された被爆体験記を群読しました。山口偲ぶ会①会場・58.4KB ナガサキピースミュージアムはアメリカ人写真家ポーレ・サヴィアーノさんの作品展『FROM ABOVE in 長崎 2013』(7/9-8/2)を開催した際、山口さんの写真を展示しましたが、展示作業中に訃報に接し、急遽ポーレさんの追悼文を合わせて掲示しました。偲ぶ会ではその抜粋を霊前に捧げ山口さんの冥福を祈りました。senji yamaguchi2

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