2013/03/10映画「故郷よ」~チェルノブイリ原発事故で廃墟となった町

映画「故郷よ」~チェルノブイリ原発事故で廃墟となった町
チェルノブイリ原発事故直後と10年後の「故郷」<原発から3kmの町・プリピャチ市(5万人)>を舞台に人々の大地への愛を描いた作品が全国で上映され話題となっています。

④故郷よチラシ

③KBCシネマ※福岡KBCシネマ(15日まで上映中)

プリピチャはチェルノブイリ原発で働く人々のために作られた、当時ソビエトの多くの若者たち憧れの的となった近代都市でした。1986年4月26日に発生した原発事故で、市民たちは真相を知らされないまま36時間あまりで全員が退去させられ、今なお、狼が跋扈(ばっこ)するほど荒廃し、草木の中に埋もれた廃墟の町となっています。

①世界有名な観覧車 25年間誰も乗せてない世界有名な観覧車 25年間誰も乗せてない ※2012年4月2日・増川専務理事撮影
②コケの上を避けて歩くコケの上を避けて歩く ※2012年4月2日・増川専務理事撮影

映画は、結婚式をあげていた消防士と原発技師の二つの家族に焦点を当て、事故によって引き裂かれ、家庭が崩壊された人々の心に残る「故郷」を静かに描いています。
ヴェネチア国際映画祭・トロント国際映画祭・東京国際映画祭などで絶賛されました。
今年2月はじめからシネスイッチ銀座(東京)などで公開され、現在、全国の主要な名画座を中心にロードショーが開かれています。
長崎市では4月下旬、セントラル劇場で上映される予定です。

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