2020/8/5 千羽鶴

〇 南相馬から長崎へ“千羽鶴”!(2020・8/4)
福島県南相馬市の子どもたちが平和を願って折り重ねた“千羽鶴”が長崎市へ贈られました。
これは2019年夏、ピーススフィア貝の火運動が実施した南相馬の子どもたち長崎招待活動「夏季体験学習」に参加した13人が作ったもので、長崎市の田上富久市長へのメッセージも添えられており、託された貝の火運動のスタッフが8月4日、長崎原爆資料館に届けました。


<南相馬市からの“千羽鶴”>

長崎市長あてのメッセージです。
『今年の夏は、前線の影響で九州北部に猛烈な雨をもたらし、大規模な災害を引き起こしました。長崎市長様におかれましては大雨の渦中、大変な思いで手腕を振るわれたことと推察いたします。予断を許さない状況が続きますが、被災された地域の皆さんには一刻も早い復興をお祈りいたします。
 さて、昨年8月、私たちは 「長崎夏季体験学習2019」で長崎市を訪れ、被爆74周年を迎えた長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参加させていただきました。式典に臨んで感じたことは、平和の重要性と命の尊さでした。


<2019・8・9:爆心地公園*平和式典~小中学生ら13人参加>

 私たちも、東日本大震災によって起きた原子力発電所の事故で放射能に被爆しましたが、長崎の方々は原爆によって桁違いの被爆をし、今もなお苦しい思いをされている方々がいることを改めて認識しました。帰宅した後、私たちも犠牲になられた方々に哀悼の意を形にしようと参加者全員で平和を願う千羽鶴を折ることにいたしました。
 今回(2020年)、私たちは参加できませんが、式典の会場などに掲げていただければ幸いに思います。私たちは、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参加させていただけたことに感謝し、長崎の皆さまをはじめ思いを共にする世界中の方々と平和への誓いを忘れることなく持ち続けて行きたいと思います。
     令和2年8月吉日       福島県南相馬市
         令和元年度 長崎夏季体験学習2019 参加者一同 』

長崎市には広島市同様、国の内外から小中学校の子どもたちを中心とした多くの人々から“被爆者の慰霊”“平和を願う”千羽鶴が常時贈られています。長崎市では平和公園のほか原爆資料館に展示されています。


南相馬市から送られた千羽鶴もこれらに仲間入りすることになります。

*尚、ピーススフィア貝の火運動が、2013年から毎年取り組んでいます南相馬の子どもたち長崎招待「夏季体験学習」は今夏8回目を迎えましたが、コロナ感染拡大のため中止いたしました。コロナ収束・終息後速やかに再開を予定しています。関係皆様の引き続きのご支援をお願い申し上げます。

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