2019/9/6 カンキツ研修会で“ゆうこう”講演!

〇カンキツ研修会で“ゆうこう”講演!(2019・9/5 諫早市)
ピーススフィア貝の火運動の物販グッズ『ゆうこう飴』がまたまた大舞台で脚光を浴びました。
新果実「ゆうこう」再発見者として知られる長崎市在住・川上正徳さんが9月5日、長崎県諫早市で開催された農研機構九州沖縄農業研究センター主催の『カンキツ新技術・新品種研修(2019年度第3回)』に招かれ、『長崎県の在来カンキツ「ゆうこう」の再発見とその波及』のテーマで講演しました。

 
<会場:L&Lホテルセンリュウ>            <会場風景>
参加者は全国で果樹産業に従事している生産者を始め農業法人・JA職員・関連企業・普及機関・研究機関のスタッフで、この日は和歌山・沖縄など全国の第一線でカンキツと取り組む40人余りが参集しました。
研修会は2泊3日の日程で、農研機構が取り組んでいる基礎的な研究であるカンキツ遺伝資源の収集、保存、評価とその育種への利用についての解説を始め、最新の“カンキツのゲノム研究による育種の効率化技術”の成果紹介・“温州ミカンの親の判定などカンキツ品種の親類関係を推定する技術や解析結果”の紹介など極めて専門的な報告に加え、“遺伝資源研究の成果が地域産業の活性化”に活用されている事例が紹介されました。

 
<講演する川上正徳さん>             <新果実種“ゆうこう”>
川上さんが再発見した“ゆうこう”は江戸時代から長崎県の「外海(そとめ)」や「土井首(どいのくび)地区など
極めた限定された地域に自生しており、その地域が隠れキリシタンの故郷や、何故かー旧佐賀藩の治世下に限られるところから、その呼び名の由来が不明なことと合わせて歴史のロマンを秘めた在来種として大きな話題を呼んできました。
川上さんは長崎市職員として土井首支所に赴任した際”ゆうこう”と出会ったいきさつから研究に入った経過を多くのスライドを使って約90分間講演しました。
この中で川上さんは”ゆうこう”がジュースやレモン代わりに刺身に利用されていた時代から一挙にパンやビスケット、菓子類から調味料に至るまで多くの食品加工へと普及が拡大した喜びを語りましたが、並行して”ゆうこう”の量的確保が壁にぶつかっていることを指摘し、公的機関の支援による生産拡大の必要性を強調しました。

 
<ピーススフィア貝の火運動物販グッズ 「ゆうこう飴」*1袋500円>
ナガサキピーススフィア貝の火運動はこの「ゆうこう飴」をナガサキピースミュージアムを始め全国で開かれる会長さだまさしのコンサート会場で限定販売しています。”ゆうこう”の果実をジャム化し飴に練り込んでいます。”ゆうこう”独特の甘~い食感と何よりその由来と伝播が秘めた歴史のロマンを味わって下さい。
お問い合わせはナガサキピースミュージアム(〒850-0921長崎市松が枝町7-15)
*電話:095-818-4247、E-mailmuseum@nagasakips.com へどうぞ!

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