〇ポーレ・サヴィアーノ写真展(長崎追悼祈念館:2016・12/10-25)
ポーレ・サヴィアーノさんはアメリカの写真家です。1974年・ニューヨーク生まれで42歳。アメリカン大学で視覚メディア学と政治学を専攻。大学卒業後、ポートレート写真を中心にカメラの世界に入り、マリリン・マンソン、レディヘッド、フランツ・フェルディナンドなどトップミュージシャンのステージ写真を手掛け一流写真家の仲間入りを果たしました。
2007年来日した際“原爆”を知り、「アメリカの教科書に書かれていない“原子雲の下”のことを知りたい」と長崎市の被爆者11人から被爆証言を聞き、彼らのポートレートを撮影しました。
その作品は、2010年6月・ナガサキピースミュージアムで 『FROM ABOVE in Nagasaki ~雲の上から』のタイトルで展示され大きな反響を呼びました。
(ポーレさん:2010・6・27) (2014年:N・Y展)
ポーレさんは、その後も、広島の被爆者や東京大空襲の被害者からドイツ・ドレスデン空襲の被災者まで、第二次世界大戦で傷ついた人々をモデルに精力的な活動を展開。2013年7月・ナガサキピースミュージアムで第2弾『FROM ABOVE in 長崎』を開催、晩年の山口仙二さんの“未来を見つめる表情”が話題となりました。
第3弾となる写真展は、2016年12月10日(土)~25日(日)、「長崎国際平和映画フォーラム2016」の特別プログラムとして国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(*長崎原爆資料館隣接)主催で同館交流ラウンジで開かれます。長崎の被爆者・東京大空襲とドレスデン爆撃の被災生存者のポートレート約20点が展示されます。入場無料で、開幕日(12/10)午前11時15分からのオープニングセレモニーにはポーレさんも参加する予定です。
(2016・12/10-25:国立平和祈念館)