2022/10/5 ピースミュージアム舞台に“現代アート”展

〇 ピースミュージアム舞台に“現代アート”展(2022・10/4ー29)
埼玉県在住の現代美術・彫刻家・大木道雄さん(1956年生)の作品展 『Give Back the Human 大木道雄 無限渦巻2022』が今年もナガサキピースミュージアムを舞台に始まりました。展示期間は2022年10月4日(火)から29日(土)までです。パフォーマンスもあり、蝋で象った軍靴をメインのコラージュに、大木道雄さん独特の現代アートの世界がビジュアルに展開されます。

 大木道雄さんは高等学校の美術講師として若者と接しており、人間形成には根幹をなす感性として「五感」や「直観」を鍛錬し養成する必要性を重視しています。このため、地球規模の環境破壊や核兵器を使用した戦争の危機などを内包する現代社会を生き抜くためには「芸術教育」+「環境(自然/精神)教育」+「平和教育」の三領域を統合した教育を自らの活動方針に位置づけています。
大木さんが彫刻した作品の中心は、かつて戦場に征った父親が遺した“軍靴”を型取りし創作した蝋燭。灯りで溶け流れ出た蠟が固まりブロンズ作品となり展示されます。


 パフォーマンスでは、展示会のメインタイトルになっている 「Give Back the Human」 =広島・長崎の被爆者や放射能の恐怖にさいなまされる人たち・原爆ノーを訴える人たちに捧げられた原爆詩人・峠三吉の 『にんげんをかえせ』をはじめ、原民喜・埴谷雄高らの“命”に関する著作を朗読、最後に“命”を生み出す母親への思慕を謳った三木露風の童謡「赤とんぼ」の詠唱で締めくくりました。2回目のパフォーマンスは10月9日(日)午後6時30分の予定です。入場無料・・・マスク着用でお出かけ下さい。

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