「人びとは、ニッポンの未来をこの島に託した」
端島炭坑古事記~無人島から近代都市になった軍艦島~が始まりました。
展示会初日には端島閉山40周年記念事業実行委員会の方々が集まり、副委員長の橋本さんの挨拶で企画展がスタートしました。
報道関係者でいっぱいのミュージアム。お集まりいただきどうもありがとうございました。
続けて7分の映像資料を視聴。
小さな無人の島だった端島がどんな風に姿形を変えていったのか、また日本初鉄筋コンクリート造アパート「30号棟」の内外を描いた立体画像がまとめられたものです。
企画責任者の中村享一さんの資料解説も行われました。
中村さんが20年ほど前から続けている研究をまとめたもの。三菱史料館、長崎歴史文化博物館、九州大学などが所蔵する資料なども見ごたえがあるものばかりです。
開国し、近代化が急がれた日本が、世界の列強に追いつき追い越せと必死に努力し、肩を並べた瞬間の象徴が「30号棟」だという中村さん。
小さな無人島だった端島には、当時の最高の技術・人材・資本が投入され、日本の近代化をけん引する存在となったのです。
今では世界中から注目を集める端島(軍艦島)。この企画展では、また違った視点で端島に迫ることができそうです。
展示期間は5/11(日)まで。最終日は14:00閉館です。ぜひご来館ください。