2023/9/1 「平和の花 被爆体験マンガパネル展」開催中!

現在ミュージアムでは「平和の花 被爆体験マンガパネル展」を開催しています。
  
初日から多くのマスコミの取材があり、TVニュースでも取り上げられました。その後、新聞3社の取材もあり、8月21日付の長崎新聞、8月24付の西日本新聞、また8月29日付の朝日新聞に掲載されました。各社新聞の全文をご紹介します。
〈2023年8月21日(月)付 長崎新聞〉

『長崎市出身、東京都在住のイラストレーター、ゆうゆさん(38)の作品展「平和の花 被爆体験マンガパネル展」が、長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで開催されている。9月10日まで。入場無料。
 ゆうゆさんは主にインスタグラムにイラストを投稿している。インスタグラムを通じて出会った人から被爆体験漫画を描いてほしいと言われ、「平和教育を受けてきた長崎に何か恩返ししたい」と決意した。
被爆者の田中安次郎さん(81)と故池田早苗さんの被爆体験を関係者から聞き取り、漫画にした。パネルにして展示している。ゆうゆさんが戦争について描いた漫画もある。3作品の周りには、花や人の笑顔を描いた23点のデジタルイラストや水彩画を飾り、池田さんの「花は平和なところにしか咲かない」とメッセージを寄せている。
展示は午前10時~午後5時半(9月10日は午後2時まで)。月曜休館。9月10日はゆうゆさんが
来場し、1人千円で似顔絵をタブレットで描き、データと印刷物を手渡す。問い合わせは同ミュージアム
(電095・818・4247)。(佐藤大樹)』

〈2023年8月24日(木)付 西日本新聞・21面〉

『被爆者の体験を基にした漫画を通して、平和について考える「平和の花 被爆体験マンガパネル展」が長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで開かれている。平和ガイドと漫画家が交流サイト(SNS)で構想して企画が実現。身近な漫画を通じ、平和を問いかける展示になっている。
被爆者の田中安次郎さん(81)=長崎市=と、2019年に86歳で亡くなった池田早苗さんの体験が漫画で描かれ、平和を願う2人の思いがにじむパネル20点が展示されている。海外の人にも理解してもらおうと、英訳も添えられている。
作者は、インスタグラムなどでイラストを投稿する「ゆうゆ」こと舛田優子さん(38)=長崎市出身、東京在住。長崎市で平和を伝えるガイドを続ける「二代目やっさん」さんからSNSで提案を受けて快諾した。田中さんや池田さんの家族から被爆体験や思いなどを聞き取り、10こまずつの漫画に仕上げた。
ほかに家族や子どもたちの笑顔の絵も飾られており、舛田さんは「平和ってなんだろう。どうやったら続けられるだろうという思いを幅広い世代の人に一緒に考えてほしい」と呼びかける。
展示は9月10日まで(月曜休館)。同ミュージアム=095(818)4247。(貞松保範)』
〈2023年8月29日(火)付 朝日新聞・長崎13版 21面〉

『長崎の被爆体験を描いた漫画を展示する企画展が長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで9月10日まで開かれている。長崎出身のイラストレーターが被爆者らから聞き取った体験を、柔らかい描写にしてパネル展示している。
作品を描いたのは、長崎市出身で東京在住のイラストレーター、ゆうゆさん(38)。インスタグラムで
日常の子育て関連のイラストや漫画を投稿している。
展示のきっかけは、SNSを通じて「やさしいタッチなら優しく平和について考えられる」と漫画制作の依頼を受けたことだ。長崎で平和学習を受けてきたゆうゆさんは「平和を考える根っこの部分を育ててくれた長崎で、何かできることはないかと考えた」という。被爆者の田中安次郎さんや池田早苗さん(故人)の関係者に話を聞き、体験記や戦後の平和活動を柔らかなイラストと吹き出しで表現した。
展示では被爆体験のほかにも、ゆうゆさんが東京大空襲などを参考に考えた戦争に関する漫画も紹介している。周りには花や人の笑顔の水彩画やアクリル画なども並べた。「街中に花が咲いていて、笑顔が
あるということは全て平和だからこそできる」という思いを込めたという
クルーズ船などで訪れる海外からの観光客向けに、英語版も添えた。ゆうゆさんは「被爆体験を知る
上で、自分のイラストが導入部分にできたらいいなと思う」と期待を込める。
入場無料。最終日の9月10日は、ゆうゆさんが来館して似顔絵を描く。月曜休館。問い合わせは同
ミュージアム(095・818・4247)。(小川崇)』

「平和の花 被爆体験マンガパネル展」は9月10日まで開催しています。皆様のお越しをお待ちしています。

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