2023/6/27 井川惺亮 対談「作品ができあがるまでを語ろう!」

現在ミュージアムでは『井川惺亮 Peinture 折り鶴幾何学と共に』が開催中です。この展示は長崎市で活動する、2009年に発足した現代アートグループRING ART主催の『8+9 2023 さりげない平和を通してⅡ-被爆の継承-』の関連企画として開催しています。
  
井川さんは長崎大学名誉教授で、長崎爆心地公園の「誓いの火」灯火台のデザインで知られています。
今回はキャンバス作品6点、小鳥の巣がある枯れ枝のオブジェなどを展示しています。
会期中の6月24日(土)、稲葉友汰さん(長崎県美術館学芸員)と井川惺亮さんによる対談「作品ができあがるまでを語ろう!」を開催しました。

井川さんはサブタイトル「折り鶴幾何学と共に」にある折り鶴をキャンバスの中にそのまま描いたのではない。色を付ける際に、折り鶴を折るのと同じ気持ちとなり、そこに平和があると思う。又、折り鶴を広げてみると幾何学模様が浮かんでくることなど作品ができあがるまでの過程や想い、葛藤を話されました。それに対して稲葉さんがご自身の感想や補足の説明をされました。1時間の予定があっという間に過ぎ、参加者はメモを取ったり、様々な質問を寄せ、とても充実した対談となりました。

『井川惺亮 Peinture 折り鶴幾何学と共に』は7月2日(日)まで開催しています。

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