石田忠(いしだただし)さんは社会科学者で、長崎の多くの被爆者と交流し、被爆者が抱える様々な問題を学問の領域に取り入れた数少ない研究者です。 1916年・島根県出身で、東京商科大卒業。1962年・一橋大学教授となり、1965年・国が実施した初めての被爆者の生活史調査に参加し、45年間にわたり原爆体験の全体像を探求し続けました。何の援護もなく病気と生活に追われる福田須磨子さん(故人)や山口仙二さん、谷口稜曄さんらの被爆体験や壮絶な生き方に強く共鳴し長崎を何回も訪れ研究を深めました。被爆と被爆者の意識をまとめたその研究成果は、被爆者の願いである「援護法制定」「核兵器廃絶」等の活動に大きく貢献しています。 石田さんは、今年1月25日、亡くなりました。享年94歳。 <原爆は人間に何をしたか。そして、人間は原爆に対してなにをなすべきか。> 今回、石田さんの教え子や交流を深めた長崎の被爆者らが中心となって、石田さんの功績を偲ぶとともに「被爆地長崎が育んだ仕事を次代に、未来に生きる人々につないで行きたい」との願いを込めて長崎市で「偲ぶ会」(12/3・法倫会館リアン)が開かれました。 呼びかけ人である濱谷正晴(一橋大名誉教授)・高橋眞司(長崎大客員教授)・廣瀬方人(原爆青年乙女の会会長)・山田拓民(被災協事務局長)・横山照子(被災協相談員)・増田幸子(元原爆病院医療ワーカー)・栗原淑江(「自分史つうしんヒバクシャ」発行人)らを始め、高齢となった今も被爆証言活動に取り組んでいる被爆者や写真家・作家・マスコミ関係者ら40人余りが参加しました。 |
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 <会場(長崎法倫会館別館リアン)>
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 <12月4日付・長崎新聞>
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