2017/8/25 あいち平和美術展

〇“平和の壁に花一輪を”~あいち平和美術展~
    特別参加で「旧浦上天主堂展」(2017・8/15-20)

「あいち平和美術展」は、1960年の安保改定の時期に生まれた市民参加の美術展です。絵画・書道・写真などの美術家が「平和を願う意思」を示そうと始めたもので、当初は「8月15日記念展」として誕生。のちに「あいち平和美術展」と改称され、2017年は57回目を迎えました。『平和の壁に花一輪を』の想いを集めた市民参加の公募展でもあります。
今年は、長崎市在住の写真家・高原至さんの写真集「失われた被爆遺産・旧浦上天主堂」をご覧になった同美術展関係者からピーススフィア貝の火運動の浅野敏理事(愛知県豊橋市在住)を通じて出展依頼があり支援しました。同作品は、ナガサキピースミュージアムで2009年夏展示会を開催しました。反響が大きく、ボランティア組織「ピーススフィア関東」主催で東京・銀座のアートギャラリーでも開催。また、岩波書店からは英訳付きで出版され、写真集としてはあまり例がない6刷まで販売されています。
今年の「あいち平和美術展」は、洋画・日本画・書・写真の4部門に約60点が展示され、「旧浦上天主堂」は特別展示となりました。会場の愛知芸術文化センター<名古屋市東区>8階・愛知県美術館ギャラリーには多くの来観者がお見えになったということです。

 

<愛知芸術文化センター・あいち平和美術展>

「あいち平和美術展」に出展された美術家の皆さんのポリシーは「二度と戦争への道を歩ませまい」。タイムリーな作品も多く、米軍基地の建設が進む沖縄をテーマにした石川英子さんの絵画「辺野古」、池内正之さんの「基地の島」などがひときわ関心を集めていました。

 

<石川英子「辺野古」>                  <池内正之「基地の島」>

 

<「旧浦上天主堂」作品に見入る人々>         <写真集「長崎 旧浦上天主堂」>

写真集『失われた被爆遺産~旧浦上天主堂』は、残部僅かで、ナガサキピースミュージアムで販売しています。吉永小百合さんの帯(推薦文)が付いています。定価は(1900円+税)です。
お問い合わせは、ピースミュージアム事務局☎095-818-4247へお願いします。

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