2017/5/3 花に囲まれた平和モニュメント!

〇 花に囲まれた“平和モニュメント・宙へ”!

ナガサキピースミュージアムのシンボルである“平和モニュメント・宙(そら)へ”は、日本グラフィックデザイナー協会会長で世界的なトリックアーティスト福田繁雄さん(1932-2009)の傑作です。
交流があったさだまさし会長の音楽に魅せられた福田さんは『さだ君は音楽で平和を謳っている。僕は美術家だからさだ君に敬意を表して“五線譜”をモチーフにして作品を作りたい』と、五線譜を天に向かわせたモニュメントを作られ、タイトルを「宙(そら)へ」と命名されました。
世界唯一の福田さんの作品です。平和への想い、願いを世界へ向かって発信するという象徴となりました。

ナガサキピースミュージアムは10m四方の土地に立っているとても小さな平和博物館です。元々が海を埋め立てた長崎港の荷上場で、現在は国際観光船発着のふ頭となっています。
全面にコンクリートが張られ草花を育てるスペースは限られており、ピースミュージアムも極小のバラ園と鉢植えで花を育てています。
自慢は2011年新設した平和のバラ園。農薬を散布しないので虫が着き苦戦していますが、何とか、花を開かせています。平和ネーミングのバラ4種・「アンネ」「プレイ(祈り)」「セント・コルベ」「ピース」です。

<アンネ>    <プレイ(祈り)>   <セント・コルベ>    <ピース>
「アンネ」は、ナチス大虐殺の犠牲となった少女アンネ・フランクを偲んで生まれ世界に広まりました。
「プレイ(祈り)」は、アンネの姉妹種。ベルギーの園芸家が日本・四国の愛好家に贈りました。
「セント・コルベ」は、プレイの枝変わり種。熊本市在住の著名な浦上カトリックの子孫宅で見つかり、長崎ゆかりのコルベ神父(アウシュビッツ強制収容所で死去)の名が付けられました。希少なバラです。
「ピース」は、ベルリン陥落の日(1945・4/29)に米国で命名された歴史上の名花。2005年、山形県村山市から平和を願って長崎市へ寄贈され、2011年バラ園設置の際長崎市から頂きました。

この平和のバラを中心にスタッフが鉢植えした様々な花が四季折々花を咲かせ、来館のお客様を和ませています。国際観光船のお客様撮影のターゲットにもなっています。


<ナガサキピースミュージアム「花壇」・・・今盛りです。お出かけ下さい!>

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