2016/10/25 「ダクタニ・ジャパニ」上映会

○「風に立つライオン」のルーツ『ダクタニ・ジャパニ』上映会
~2016・11/12(土)・長崎大学医学部「記念講堂」~
『ダクタニ・ジャパニ』は、NBC長崎放送が1971(昭和46)年制作し、昭和47年度芸術祭に出品したテレビ・ドキュメンタリー(55分)です。長崎大学医学部・熱帯医学研究所がアフリカ・ケニア共和国に派遣した医療チームの活動を描いたもので、後年、その模様をテーマにした楽曲「風に立つライオン」が生まれました。

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<番組タイトル>           <ケニア・ナクル病院>

『ダクタニ・ジャパニ』とは、スワヒリ語で「日本人のお医者さん」ということですが、現地では、「長崎からやって来てくれたお医者さんたち」の意味があります。
長崎大学は国内で唯一、熱帯医学専門の研究所を持っています。歴史的には、日本が大陸へ進出した1942(昭和17)年、旧長崎医科大学に「東亜風土病研究所」に設置されました。中国大陸に蔓延する風土病の研究を通じて日本の大陸進出を支える目的があったと言います。終戦で研究は広範囲に拡げられ、研究の成果はフィラリア症や住血吸虫症の国内根絶に貢献しただけでなく、アフリカを中心に海外への医療支援活動に取り組んでいます。
その長崎大学にとって2016(平成28)年は、1966(昭和41)年に海外技術協力事業団(OTCA➡現・JICA)の依頼で、ケニアに医療チームを派遣して50年目を迎えました。この間、長崎大学はアフリカでの熱帯医学研究・技術協力を継続し、現在では、熱帯医学だけでなく、歯学・水産・工学など幅広い分野で活動しています。
『ダクタニ・ジャパニ』上映は、さだまさし会長の楽曲「風に立つライオン」・同名タイトルの映画のヒットで改めてアフリカ医療活動、曳いては世界の様々な分野へ活動を広げる長崎大学を、学生はじめ大学関係者及び市民にも理解して貰おうと企画されました。入場無料です。

    *開催日時:2016年11月12日(土)10:00-13:00
    *開催場所:長崎大学医学部・坂本キャンパス「記念講堂」
    *問合せ先:長崎大学国際連携研究戦略本部 ・電話095-819-7866

上映会では、当時、ナクル病院に派遣されたチームのメンバーから医師・看護師さん3人が活動の模様を紹介するほか、取材の背景などもNBC関係者が報告することになっています。

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