“鎮魂”から“平和な未来”へ
~大木道雄現代アート展開幕~<2016・10/12-11/6>
大きな蝋燭(ローソク)は被爆者・戦争犠牲者への鎮魂、長靴は戦争を語り、子どもたちが制作したステンドグラスが平和な未来を目指します。また、26個のブロンズ像がカソリック26聖人を象徴し長崎の歴史を伝えます。
展示会のご主人は大木道雄さん(60歳)。埼玉県の出身で、欧州旅行で美術への眼を拡げ、東京造形大・武蔵野美大などで専門的に学んだ現代美術家です。
人間だけでなくあらゆる生きものの生命を大きなテーマにした独自の造形作品を制作、合わせて全身を使ったパフォーマンスで“大木ワールド”を展開します。これまで、国の内外での個展、招聘展を中心にワークショップ・シンポジウム・イベントプロデュースなど多彩な活動を続けており、長崎市でも、2015年夏、活水中高等学校で同校関係者で爆死した103人の慰霊の巨きなローソクを制作・展示したほか、2016年夏は井川惺亮長崎大学名誉教授ら長崎市の現代美術家らが繰り広げた『リングアート展』にも参加。また、展示会用に熊本県五木村の五木東小学校3年生11人に特別授業を行い「ステンドグラス」制作を指導しました。
大木道雄さんは、五木の子守歌をモチーフにした鎮魂歌風の歌声で登場。すげ傘にふんどし姿で来観者の驚きを誘い、力強い声をミュージアム館内に響かせて、大木流の平和への想い、生命への讃歌を約20分にわたりとうとうと語りあげました。
大木道雄さんの次回のパフォーマンスは、11月5日(土)午後6時30分からです。めったに見ることがない
現代アートのパフォーマンスにあなたもこの機会に是非触れてみませんか。