●“２０１６夏”のご報告
（２）　“南相馬の子どもたち”長崎の夏を満喫！＜８/１－１１：東京・五島・長崎＞

２０１３年以来４回目の「夏季体験学習」。今年は８月1日から１０日間で１５人が参加しました。初日の東京国際フォーラム「さだまさしチャリティコンサート」でさだ会長の歓迎を受け、２日新上五島町へ移動。たっぷり海を楽しみました。

＜さだまさし会長と面会＞

新上五島町では、例年同様「海水浴」をはじめ、「椿油絞り」「五島うどん作り」「マグロ餌やり」各体験のほか、「ペーロン船」にも乗船し始めて櫂（かい）を漕ぎました。
　　
＜トーイングチューブ＊水上バイク牽引＞　　　　　　　＜ペーロン船＊手漕ぎ体験＞

６日、長崎へ移動し、日本一のペンギン水族館でペンギンと遊んだあと、島原市へ向かい、雲仙普賢岳災害の復興の様子を見学しました。

　　　
＜ペンギンにふれる＞　　　　　　　　　　＜普賢岳噴火災害の廃墟見学＞

７日から９日までは、長崎市内で「軍艦島」「出島」「大浦天主堂」「グラバー園」「原爆資料館」見学のほか「第五福竜丸展」開催中のピースミュージアムを訪問。「青少年ピースフォーラム（８日）」で全国各地の小中学生と交流し、「平和祈念式典（９日）」にも参加し平和の大切さを学びました。

また、今年も子どもたちの全日程に付き添いとして、大阪在住・看護師ＨＭさんと鹿児島在住・前理事ＫＭさんにボランティアで参加して頂きました。
新地・中華街の「江山楼」で開かれた「お別れ会（９日）」には、松田裕二新理事長・佐田繁理副理事長ら役員のほか、田上富久長崎市長も出席され、「今回の長崎への旅でポケットには沢山の思い出や記録が詰め込まれたと思います。町の復興には時間がかかると思いますが、必要な時にひとつづづ取り出して有意義に活用して下さい」と一人一人と握手し激励しました。

＜田上長崎市長を囲んで＞

◇子どもたちから“長崎の感想”が届いています。
事前にアンケート用紙を配布して記載して貰いました。
＊「楽しかったプログラム」
第１位・上五島「蛤浜での海水浴」
第２位・上五島「ペーロン競漕体験」
第３位・東京「コンサートin 東京フォーラム」
第４位・長崎「青少年ピースフォーラム・交流会」
第５位・長崎「軍艦島上陸ツアー」
＊「印象に残ったプログラム」
第１位・長崎「原爆資料館」
第２位・長崎「軍艦島上陸ツアー」
第３位・長崎「平和祈念式典参加」
第４位・長崎「青少年ピースフォーラム・交流会」
第５位・上五島「椿油加工体験」＆「五島うどん作り体験」

五島の美しい海での遊泳や舟遊び、長崎での原爆・平和関連イベント等への参加、そして、今長崎で観光客に最も人気がある世界遺産「軍艦島」ツアーに思い出が残り、「また来たいですか？」の問いには、複数回答で１５人中７人が『絶対にまた来たい』、１１人が『チャンスやついでがあれば来たい』と答えてくれました。
個々の感想では、『たくさんの体験が出き、友達がもたくさんできて良かった』　『いろんな人となかよくなれて良かった』　『こんどの旅でまなんだこと、初めてしったことを、お母さん、お父さん友達におしえてあげたいです』などとともに　『おみやげを買う時間が長くてよかった』との感想もありました。

ナガサキピーススフィア貝の火運動は、「貝の火基金」を通じて、これからも南相馬市の子どもたちを応援します。皆様のご支援をお願い申し上げます。