●P・サヴィアーノさん3度目の写真展へ
米国ニューヨーク市在住の写真家ポーレ・サヴィアーノさん(42歳)が3度目の写真展を開く準備をしています。
P・サヴィアーノさんは被爆の実相を写真で記録しようとこれまで長崎・広島の多くのヒバクシャのポートレートを撮り続けており、その作品を2009年・2013年に日本で開催、長崎ではいずれもナガサキピースミュージアムで展示し話題となりました。
<2009年ポスター> <2013年・西日本新聞掲載>
3度目の今年は、昨年4月25日から5月3日、ニューヨーク市で開催された「2015年NPT再検討会議」に参加した長崎の被爆者が現地でP・サヴィアーノさんと面会する機会があり、ポートレート撮影が実現しました。その作品が展示される予定ですが、実施日については今夏7月・8月を中心に準備中です。
その被爆者のひとり、川上正徳さん(73歳)から一足早く作品を提供して頂きました。
P・サヴィアーノさんは長崎・広島のヒバクシャから第二次世界大戦の市民被災にも注目し、東京大空襲、そしてドイツのドレスデンなど欧州各地の空襲の生存者を撮影しており、展示会のメイン・タイトルも『From Above (上空より)』としています。また、写真集も出版され各国メディアでも話題となっています。