2015/7/3 「被爆時計」諫早市で展示中

浜辺耕二さん撮影「被爆時計」・諌早で展示中
~2015・8/2 : コスモス花宇宙館~

 長崎県長与町在住の画家・友永基美子さん(79)のナガサキ被爆70年記念作品展。
友永さんは被爆し重傷を負った兄への想いを重ね「ナガサキ8・9(わすれまじ)」「ナガサキ一九四五年」「ナガサキの記憶(渇き)」「被爆のマリア」など油彩画13点を展示、そのメッセージで 『1945年8月9日、浦上教会の頭上に投下された原爆は、「人間」の行ったことであり、70年経っても憤りと渇きは抑え難い。忘れてはならないナガサキの記憶である。この様な悲劇は、未来永劫、地球上で再びあってはならない。被爆国の日本が果たす役割は大きい。各自、自分に出来る方法で世界の平和と安寧のために行動すべきだと考えている。(展示作品は)いずれも人間が決して忘れてならない現実にあった記憶である。若い人たちのために、画家の使命として原爆を描き続けることで、この大願を伝えて行きたいと思っている。』と述べています。

浜辺耕二さんは諌早市在住の写真家(「三軌会」写真部会員・日本写真協会会員)で、今回は賛助出品。長崎市「浦上キリシタン資料館」で展示中の「被爆時計」を撮影し作品化しました。

深堀さんと被爆頭計・107KB 被爆時計・101KB
<2015年3月・「浦上キリシタン資料館」*取材に応じる深堀柱さん>

  「被爆時計」は、長崎原爆資料館の展示など数点が残されているだけの貴重な被爆資料です。破壊されながらも『針』は被爆した『午前11時2分』を指して停止しています。
浦上キリシタン資料館には、長崎市の被爆者・深堀柱さん(84)が自宅で保管し、2015年3月寄贈したものです。浜辺さんは、資料館の依頼で、フランスから里帰りした「聖母マリアの御絵」も撮影しており、その縁で今回の撮影となりました。
浜辺さん撮影の「被爆柱時計」です。
浜辺耕二撮影「被爆時計」86.3KB

ナガサキ被爆70年記念展 「友永基美子絵画展」は、諌早市白木峰町・コスモス花宇宙館
☎0957-23-9003で、2015年6月25日開会、8月2日(日)まで開かれています。
詳細は、友永基美子さん ☎095-887-2687、又は、090-7168-7338 へ。

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