2015/4/22 長崎・広島両大学生らが編集「No Nukes」出版!

「No Nukes」は、核兵器にない世界を希求する被爆者や著名人のメッセージと写真で構成され、編集には被爆継承と取り組む長崎・広島両大学の学生らが中心となりました。A5版・128頁、講談社刊・1620円。
DSC08359著名人には、長崎市出身の歌手・美輪明宏さんや、音楽家・坂本龍一さん、作家・井上ひさしさん、ノーベル賞受賞物理学者の益川俊英さん、女優の吉永小百合さんらが名を連ねています。また、長崎市長・田上富久さんやピースボート共同代表・川崎哲さん、長崎市の元中学校教諭で被爆証言の継承に取り組んでいる末永浩さんらも寄稿しています。
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吉永小百合さんは、「私の願い」のタイトルで寄稿し、『日本は広島と長崎への原爆投下と福島の原発事故で大変な被害を受け、世界でもっとも核廃絶を訴えるべき立場にいるはずです。そういう日本が率先して「核兵器をなくしましょう」と言えば、どの国も納得すると思うのですが、アメリカの核の傘に入っているからそれが言えないというのは、とても残念ですし、悲しいことです。』と述べると共に、福島原発事故への対応についても触れ『核のゴミということについてもよく知らずに暮らしていました。私は、そのことへの反省の気持ちも込めて、「さよなら原発」と言い続けたいと思いますし、福島の詩も(峠三吉の原爆詩「ちちをかえせ ははをかえせ・・・にんげんのよのあるかぎり くずれぬへいわを へいわをかえせ」同様に)福島の詩も読み続けていくつもりです。』と宣言しています。

150421・長崎「No NUkes」481KB<2015/4/21・長崎新聞掲載>

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