聴覚や視覚などにハンディを持つ人々を対象とした映画「風に立つライオン」の上映会が3月29日・東京を皮切りに全国各地で開かれています。
映像作品のバリアフリー化を目指すNPOメディア・アクセス・サポートセンター(〒164-0011東京都中野区中央2-9-1サンロースタービルビル401 電話03-5937-2230)がサポートをしています。
映画は音声ガイド付きで日本語字幕版が上映されます。イヤホン付きFMラジオ持参、又は貸し出しもOKです。障害者手帳持参提示で、本人と同伴者1人まで1000円。
※上映日程は、以下の通りです。
九州 | *福岡 4月11日(土)12:30 TOHOシネマズ天神 ソラリア館 ☎050-6868-5003 *長崎 4月18日(土)14:00 TOHOシネマズ長崎 ☎095-848-1411 |
中部 | *名古屋 4月18日(土)時間未定 ミッドランドスクエアシネマ ☎052-527-8808 |
関西 | *大坂 4月4日(土)時間未定 TOHOシネマズ梅田 ☎050-6868-5022 *神戸 4月5日(日)時間未定 OSシネマズミント神戸 ☎078-291-5330 |
関東 | *千葉 4月12日(日)時間未定 TOHOシネマズ流山おおたかの森☎ 050-6868-5045 |
北海道 | *札幌 4月4日(土)10:00 札幌シネマフロンティア ☎011-209-5400 |
※詳細及び上映確認などは、上記各上映館へお願いします。
映画「風に立つライオン」が賑わっています。あなたはもう何回ご覧になりましたか?
さだまさし会長のヒット曲から俳優大沢たかおさんの映画化意欲が実りました。失恋テーマの曲としては異例のアフリカを舞台にしたスケールの大きな楽曲で、コンサートではラスト曲・アンコール曲として人気を集めてきました。映画の原作となった小説は更にグレードアップし、東日本大震災をも取り込んだ超大作となりました。その映画化ですから企画当初から大きな話題となり、ファンは勿論、医学・国際・防災など各界からも期待を集めてきました。
映画評はご覧になった皆さんにお任せしますが、全編に溢れる“さだイズム”に興奮し、感動され、涙されたのではないかと思います。
荒廃した東日本の被災地に姿を見せた黒人医師の手に握られた小さな袋には「とうもろこし」の種がしっかりと握られていました。「にっぽん!がんばれ!」・・・舞台はアフリカへ、そして、長崎県五島列島へと飛び、物語が展開して行きます。
アフリカの大地に向かって独り「頑張れ!」を連呼する主人公医師。戦場から次々に送られてくる負傷兵を前に“法律の壁を超えて”看護師に厳しい治療を命じる主人公医師。教育の機会もなく兵士に育てられた少年に“人間の心”を教える主人公医師。そして、その主人公に抱く愛との決別を“辺地医療に尽くす“愛へ昇華させる主人公の恋人医師。そして何よりも“豊かさ”とは縁遠い環境下にあってそれらを温かく見つめ、厳しく逞しく生き抜く人々が大スクリーンに見事なまでに詩情豊かに描かれて行きます。
1995年、終戦・被爆50周年節目に当たり、ナガサキピーススフィア貝の火運動を提唱したさだまさし会長は「これからの世界を担う、未来の子どもたちに、新しいやり方で平和をバトンタッチしたい」旨の発言をし人々の共感を得ました。新しいやり方は模索する中で「ナガサキピースミュージアム」を生み出しました。もう一つの「バトンタッチするもの」とは、何でしょうか。
映画「風に立つライオン」をご覧になったあなたにはきっとその答えがお判りになるでしょう。是非、映画館でその答えをご確認下さい。さだ会長は「5回見て下さい!」と云っています。もう何回ご覧になりましたか?
<ナガサキピースミュージアム M・M記>