この冬一番の寒さとなった長崎。
今日から「馬たちの戦争~軍馬慰霊碑に見る“戦争と平和”~が始まりました。
増川専務理事の30年に渡る取材の総まとめです。
展示パネル約190点が壁一面に並びます。
軍馬とは世界大戦当時、兵士たちと共に戦地で働いた馬のこと。
戦況が悪化するにつれて、農耕馬までもが徴発されるようになり、たくさんの馬たちが戦地に置き去りにされ、死んだと言われています。
その馬たちを供養するため、全国各地にたくさんの慰霊碑が建てられました。
人々の暮らしを支え、家族同然に大切にされてきた馬たち。
兵として戦争に送りだした家族は、その帰りを心から待ち望んだことでしょう。
東京から来られたお客さんが、「近所のおじいちゃんが毎日家の近くにある馬頭観音を世話していると」話してくださいました。そのおじいちゃんは、戦地に馬を置いて帰ってきたのだそうです。
来館者の方からもたくさんの貴重な体験談を聞かせてもらえそうです。
パネルの他、書籍資料などもあります。
会期前半は12/21(日)まで。※休館日なし
会期後半は年明け1/2(金)~25(日)です。 ※休館日1/5(月)、13(火)、19(月)
たくさんのご来館お待ちしております。