ピースボートが7日長崎に寄港しました。この日は、長崎で建造された世界最大級の国際クルーズ船「サファイアプリンセス」が3000人近い乗客を乗せて松が枝国際観光ふ頭に寄港しており、水辺の森公園・出島岸壁への接岸となりました。
<ピースボート「オーシャンドリーム」(35,265㌧・パナマ船籍)>
ピースボートの長崎寄港は、「日韓共催クルーズ・第7回ピース&グリーンボート」の
一環で、博多発着(2014・10/30-11/8)10日間の旅の最終寄港地でした。日韓の市民1000人が乗船しており、「東アジアの平和と環境を考える」をテーマに、長崎では、昼間、長崎大学や平和公園・爆心地公園等を訪問、夜は船内で「PEACE & GREEN NIGHT in NAGASAKI」として開かれたシンポジウム「フクシマ そして セウォル号の悲劇を超えて~いのちを大切をするアジアへ」に参加しました。シンポジウムは長崎市民にも公開され、田上長崎市長や被爆者、「高校生一万人署名活動」の高校生らも参加しました。
<田上長崎市長>
<被爆者・城臺美彌子さん>
<高校生一万人署名活動>
シンポジウムでは、元NBC記者で軍事評論家の前田哲夫さんら日韓3人のパネラーが「今年4月の韓国フェリー事故をふまえ、経済優先の社会からの持続可能な社会への道筋を考える」をテーマに意見発表を行い、当面誰でもが行える取り組みについて、商業中心社会への問題提起や集団的自衛権などの政治的問題について署名や請願など行うこと等自らの意思表示を行う大切さを訴えました。
<市民参加の「シンポジウム」>
ピースボートには、2012年、増川専務理事も被爆者の「証言の航海」の一員として参加し、世界各地で被爆証言と合わせて、「みどりのせんそうほうき」などピーススフィア貝の火運動の広報を行いましたが、当時その趣旨に賛同され支援して頂いた愛知県のH・Kさんも乗船されており、“感動の再会”に増川専務理事も興奮していたようです。
<増川専務理事とH・Kさん>
<出島岸壁>
ピースボートは2015年、終戦・被爆70周年の長崎へ再度』寄港することを宣言し、予定の午後8時過ぎ、解散地博多へ向けて出港しました。