昭和20年8月9日の天気図

tenkizutop資料提供:長崎海洋気象台


 

保存されている天気図に「軍事秘」のスタンプが押されています。天気予報は、太平洋戦争が始まった昭和16年12月8日から一切の発表は中止され、再開されたのは終戦後、昭和20年8月22日からです。この間3年8カ月、国民は毎日の生活に関わる天気予報を知ることが出来ませんでした。長崎への原爆投下も、実は天気に深く関わっています。原爆を搭載した米軍機が第一候補地・小倉への3回に渡る投下作戦に失敗し、第二候補地・長崎へ向かった際目に飛び込んできたのは上空一面に拡がる積雲でした。投下を諦め帰還しようとした、その時、一瞬雲の切れ間が現れました。そこは投下目標地点から3キロ離れた「浦上」でした。
期間:2012年7月24日(火)~8月12日(日)

 

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