2014/4/17 「遠野市へ500万円」

 ピーススフィア貝の火運動は「東日本大震災被災者支援募金」から、岩手県遠野市へ500万円を届けました。
2014年4月17日、ピーススフィア貝の火運動の副理事長でさだ企画グループ・佐田繁理CEOが遠野市役所を訪れ本田敏秋市長に目録(500万円寄附)とさだまさし会長直筆の色紙を手渡しました。

 <本田遠野市長・佐田繁理副理事長>
 <さだまさし会長色紙>

本田敏秋遠野市長は佐田繁理副理事長に丁重にお礼の言葉を述べました。
『岩手県ではこれまで5,000余名が亡くなり、今なお1,100名を越える方が行方不明というのが厳しい数字となっております。又、仮設住宅にも3万1千人以上の方が住まざるを得ないという状況の中で、沿岸被災地の皆さんは懸命にふるさと復興ということに努力致しております。
私ども遠野市も後方支援というような切り口の中から3万市民が文字通り気持ちを一つにしながら沿岸被災地の命と向き合いました。又、これが、遠野市3万人という人口の中で果たして何処まで出来るかという事につきましては、全国の市町村という仲間がそれを支えて頂きました。九州からも、沖縄からも、あるいは北海道からも、様々な形で遠野に救援物資を届ければ必ず被災地の方に届くと言うような口コミが拡がり、それが可能となった訳です。
さだまさしさんにおかれましてはいろんな場所でこの遠野の取り組みを・・・何と申しますか、取り上げて頂いた、それが口から口に、ファンからファンに伝わり、私どもにも 「さださんがコレコレのコンサートで遠野のことを言っとったよ」との話が舞い込んで参りまして、私ども、いくら元気づけられたかわかりません。
そういった中でこの3年間後方支援に取り組んで参りましたけれども、これからもこの方向性をきちんと重く受け止めながら沿岸被災地の復興といったものに遠野市として更なる一つの役割を果たして参りたいと思っているところでございますので、その決意の一端を申しあげましてご寄附のお礼等々とさせて頂きます。
さだまさし先生にもくれぐれも宜しくお伝え頂きたいと思います。ありがとうございました。』

遠野テレビ 「11chとおのタイム」は4月18日の放送で 寄附贈呈の様子を伝えました。
遠野市③『東日本大震災の後方支援に役立ててほしいと、きのう(17日・木曜日)、長崎県にあるNPO法人が遠野市に寄附金を贈りました。市に寄附金を贈ったのは、シンガーソングライターのさだまさしさんが会長を務めるNPO法人ナガサキピーススフィア貝の火運動です。きのうは、さだまさしさんの弟でピーススフィア副理事の佐田繁理さんがとぴあ庁舎を訪れ、寄附金500万円の目録を本田市長に手渡しました。今回の寄附金は、東日本大震災からの復興支援のためにと去年、さだまさしさんが呼びかけて開いたコンサートでの募金とピーススフィアが運営するナガサキピースミュージアムでの募金をあわせたものです。この寄附は、東日本大震災に対する市の備えと官民一体になっての後方支援活動をピーススフィア会長のさだまさしさんが知ったのが縁です。受け取った本田市長は、「さださんが遠野の取り組みを紹介してくれたおかげでさださんのファンからたくさんのエールをいただいています」「このご厚志をきちんと受け止め沿岸被災地の復興に遠野市としてさらなる役割を果たしていきます」と感謝し、決意を新たにしていました。またこの日は、「遠野の心と現実への準備、対応・実行に感動・感謝」と書いたさだまさしさんからの色紙も贈られ、遠野でのコンサート実現も約束していました。』

毎日新聞(岩手)4月29日に掲載されました。
遠野市へ④『<東日本大震災>歌手・さだまさしさんのNPO、遠野市に支援金500万円を寄付 地震への取り組み評価 /岩手(毎日新聞)
東日本大震災の被災地への後方支援を続けた遠野市に、歌手のさだまさしさんが会長を務めるNPO法人が、支援金として500万円を寄付した。全国のコンサート会場で集めた募金で、津波に遭った被災地以外への寄付は初めてという。
寄付したのは、長崎市のNPO法人「ナガサキピーススフィア貝の火運動」と同NPOが運営する「ナガサキピースミュージアム」。さださんは欠席したが、実弟で副理事長の佐田繁理(しげり)さんは「遠野は地震や津波を想定して準備していた。その先見性がすごい。義援金でなく支援金にしようと、さだと話し合っていた」と評価。本田敏秋市長は「さださんには、いろんな場所で遠野の取り組みを紹介してもらい、元気づけられた」と話した。
遠野市は震災前から大地震を想定し、支援の中継基地としての大規模訓練を実施していた。震災直後には釜石市や陸前高田市など沿岸の被災地に向かう自衛隊や消防、ボランティアらの拠点や中継地点となった。【中田博維】』

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