3/11(火)から長崎県美術館で開催中の長崎市美術振興会写真部展。
最終日のこの日、同会員の黒﨑晴男さんの講演会が開催されました。テーマは『“ヒバクシャ・半世紀の肖像”~その生と死と死、見つめて~』。
黒﨑さんは長崎県平戸市生まれ。
これまで、被爆者をはじめ“いのち”に関わるテーマを追い続けてきました。
反核と被爆者援護を訴え続けた山口仙二さん(2013年逝去)他、たくさんの被爆者の生き様に寄り添い記録し続けている黒﨑さん。
東日本大震災で発生した福島第一原発事故によって新たに生み出される被曝者にも思いを寄せました。
また、自然と人間がともに生きる事の意味を問う「諫早湾」にも触れ、思いが語られました。
◇黒﨑晴生 くろさきはるお◇
1935年長崎県平戸市生まれ
長崎県展知事賞 酒田市土門拳文化奨励賞 全国公募展「視点」特選など入選等多数
長崎県展審査員 長崎市展審査員等歴任
個展「ヒバクシャ」「諫早湾」「みのり園」など“いのち”に関わるテーマを追い続ける
写真集「ナガサキ・傷痕癒えぬままに」出版
日本リアリズム写真集団会員
長崎県美術協会名誉会員
NPO法人長崎市美術振興会員