2011/3/4「嘘だと言ってください」に反響相次ぐ!

イギリスの公共放送BBCが長崎・広島で二重被爆した被爆者をお笑い番組で取り上げた問題は、「不謹慎」との批判が出る一方、60年以上も原爆の脅威・核兵器廃絶を訴えてきた被爆者間に大きなショックを与えました。
長崎出身の童話作家で、NPOナガサキピーススフィア貝の火運動の会員でもある鶴文乃さん(つくば市在住)は、「それでも怯むわけにはいかない」とのメッセージを事務局に寄せました。
事務局では、直ぐにE-メールを通じて鶴さんのメッセージを紹介すると共に鶴さんが制作した『嘘だと言ってください』の動画を配信しましたが、これをご覧になった会員さんらから反響が相次ぎました。ご紹介します。(内容一部省略しています)

●鶴さんのメッセージ
『先日はBBC放送の二重被爆者の放送にがっかりしました。その程度の「核兵器認識」だと思うと、これまでの65年、いったい何を日本はしてきたのでしょう。と愚痴っても仕方がありませんので、あの手この手で、核なき世界のために、少しでも動きたいと思います。
実は、戦争経験もしていない50歳代の男性が、「嘘だと言ってください」に動画をつけてくださいました。
歌詞が拙作なので恐縮ですが、できるだけ若い人たちにアクセスしてもらいたいと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=zFdyJatFAEw
youtube 「嘘だと言ってください」 と検索しても出てくるようです。この歌は、林さんとおっしゃる女性が「広める会」を作り、熱心に歌を通して核兵器の理不尽さを伝えようと頑張っています。林さんは、広島、長崎には関係のない人です。こんな人が増えてきてこそ、日本全体での「核なく世界」への取り組みになるのだろうと思います。』

●反響①
『戦争を引き起こしたのが日本だとしても、原爆の悲惨さを全く理解していないBBCの記者に何とも云えない悲しさを感じました。しかし、自分が平和のために『何かしてきたか?』と言えば何一つしていない。せめて貴会に登録させて頂き、情報を頂くのが関の山…。もし、抗議の意味で署名活動などがありましたらぜひとも参加させてください。小さな町で、活動します・・。(福島 O・Mさん) 』

● 反響②
『鶴文乃さん作詞の「嘘だといってください」、ユーチューブで、何回も聴きました。とても、かなしい歌ですけれども、とても曲が美しく、とても、歌詞・ひいては歌詞の奥深さまでも感じるとても、美しい歌い方が、聴く側の心の襞に すこしずつすこしずつ、染み入ってまいります、本当に、ナガサキの8・9のむごさ・奪われたものたちの声にできないぐらいのかなしみを 人間だけでなく・神様にも問いかける、たいへん素晴らしい歌だと思いました。
互いに相手を思いやるがゆえに、愛するがゆえに、離れるその愛の深さや、今別れなければならないとしても、20年後の同窓会にはお互いに、顔を合わそうとお互いに約束をする手紙を渡したこと、その約束を守ろうと生きてきた二人だったこと、女性だけでなく男性も被爆者でお互いがお互いを思いなにも触れずに、20年後の再会に希望を託した二人でしたが、男性は約束を護りたかったでしょうが、それはできませんでした。
歌詞の行間からにじみ出る、歌の主人公の「被爆者」のレッテルを貼られないよう、隠れるように生きてきた女性の血の滲む生き方に、涙を隠せないです。その女性はどんな思いで、生きてきたのか・・・?そして、志(想い)半ばで倒れた男性もどんな思いで、生きてきたのか・・・?
同じ日本に生きているわたしたちには、被爆を語り継ぐ義務と責任があります。
戦争の過ちから、産まれた日本国憲法、もう戦争はしないと世界に名言しています。わたしたちが生きているうちに、自分にもできる、平和・世の中が少しでも正しい方法で明るく・良いことが増える、ささやかなお手伝いを みんなで 始めませんか?文乃さん、わたしも病院の患者様やホームレスさんたちへの(別の方法ですが、)ささやかな手伝いを続けています。
みんなで、信じよう、わたしたちのちからで、必ず、良い世界にしようと・・・。わたしは信じます。
この、本当に、素晴らしい歌が一人でも多くの方に知っていただきますように、心に響きますことを 祈ります。わたしにも、できることがありましたら、協力いたしたいと存じます。(鹿児島 N・Kさん) 』

尚、「嘘と言ってください」は英語版も制作されています。
http://www.youtube.com/watch?v=_GqmBX-LJGI
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