2011/01/08「ピースミュージアム」西日本新聞に掲載!

nisinipponshinbun

〈2011/01/08付 西日本新聞〉

今回のテーマは『核なき世界へ決意』・・・「2011年の幕開け。長崎で平和運動に取り組む人々は、今年をどんな一年と位置付け、どのような活動を考えているのか。」として、「行政・若者・被爆者・NGOの代表に今年の抱負を」聞いています。
掲載は、長崎県版・28面、『LOVE&PEACE「平和を」ナガサキ』欄全面です。
長崎市長・田上富久さん(54歳)、長崎原爆被災者協議会事務局長・山田拓民さん(79歳)、高校生一万人署名活動実行委員会・鴛渕智慧さん(17歳)、それに、ナガサキピースミュージアム・増川雅一専務理事(69歳)の4人が写真付きで取り上げられています。

増川専務理事のインタビュー記事『原爆以外も光』の全文です。

「ナガサキピースミュージアム」(長崎市松が枝町)は今年、開館から8年となります。これまで、原爆被害だけにとらわれない新しい形の平和発信と平和に関するネットワーク構築を目標に掲げ、活動してきました。

博物館は、昨年整備が完了した国際観光船が出入りする国際ターミナルビルの隣にあります。世界中からさまざまな人が訪れるこの場所は、平和を発信するには最高の立地条件です。

今年は「平和の玄関口」を印象づけるため、ナチス・ドイツのユダヤ人迫害で死んだアンネ・フランクをしのぶ「アンネのバラ」など平和にちなんだバラ園を整備する予定です。また、世界中の国々が戦争を放棄するようにと毛糸で作った「せんそうほうき」とその作り方を観光船の客に配布する活動も続けます。

展示は、チェルノブイリ原発事故発生から25年に合わせた特別展示や、世界の子どもたちが写した「平和」の写真展など世界に目を向けたものから、長崎市民の核廃絶の思いをつづった色紙の展示や被爆者の生涯を紹介する展示など、多様な企画を考えています。

今年は、核兵器廃絶へ世界の動きがどうなるのか注目される年。世界が平和の流れに進むためには、世論づくりが何より大切です。一人一人ができることを考えてもらうきっかけを提案していきたいと思います。」

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