2013/12/11 南相馬市の子どもたち

現在開催中の企画展「心を強く 天を恨まず 東日本大震災被災者支援活動報告展」では、この夏貝の火運動が長崎へ招待した、福島県南相馬市の子どもたちの様子も紹介しています。
南相馬の子どもたち③7泊8日間を長崎で過ごした30人の子どもたち。
2グループに分かれ、前半組は上五島で、後半組は長崎でいろいろな体験をしました(*^_^*)
南相馬の子どもたち④  震災以来初めて海に入ったという人も多く、カヌー体験や海遊びは一番人気だったようです。
また、昨年「世界新三大夜景」に選ばれた長崎の夜景に感動してくれた人も多く、「家族にも見せてあげたかった!」と感想に書いてくれた人もいました(*^_^*)
南相馬の子どもたち①チャリティコンサートはステージ正面の特等席で鑑賞しました。想像以上のライブのかっこよさに大満足!という人も(*^_^*)

南相馬の子どもたち②

平和学習に参加した後半グループの人たちの感想文の中には、とても印象深いものがありました。
◆私たちは東日本大震災と原発事故に遭いとてもつらく悲しく、恐ろしい体験をしました。だけど、長崎でも68年年前戦争で原子爆弾が投下されたことを聞きました。私はあまりそのことを知らなかったのですが、話を聞いたり資料を見たりしてとても怖かったのですが、いい経験になりました。福島も長崎も広島も「見えない恐怖」というものを体験しました。だけど、広島と長崎は今とてもきれいな街です。私は福島もきっと元通りになれると思えることができました。
◆長崎の原爆はとても怖くて悲しかったです。人々は必死に生きていたことを学ぶことができました。2年がたって、震災があったことがだんだん薄れてきていました。そんな時、長崎の原爆のことを学び絶対に忘れてはいけない!長崎みたいに復興して行こうと思いました。
◆写真などを見たとき足の震えと鳥肌が止まりませんでした。でも私は何もなくなってしまった長崎が今のようになっているのが本当に良かったと思います。私のいとこはまだ家には入れません。だけど、いずれ長崎のように原発も元に戻りいとこの家にも入れたらと思います。嬉しい(すばらしい)文化もあるけど悲しい歴史もある長崎はとても魅力があって素敵だと思います。
◆今回長崎に来て被爆の恐ろしさなどを学び、もう戦争などは絶対におこしてはいけないと思いました。昨日のピースフォーラムでは、他の県の人たちと平和について考えました。そこでよく、みんなが書いていたのが、笑顔というキーワードでした。地球に笑顔が集まれば、それが平和なのかとかいろいろ考えた結果、戦争が無ければ少しの笑顔でも増えるから。「平和とは、戦争が無いこと」だと私は考えます。長崎に行ってなければ平和なんて全然考えませんでした。平和の意味が分かったので、これからは、復興に関係する活動などをしていきたいです。

原発問題ではまだまだ不安や困難さが続く中、過去から学び、復興に向けて将来を見据えている子どもたちの姿に心を打たれるものがありました。

南相馬の子どもたち⑤また、多くの人が「こんなに良くしてもらって嬉しかった」「長崎の人は温かかった」「招待してくれてどうもありがとう」という感謝の言葉をつづってくれていました。
長崎に来て良かった!と言ってもらえたことが私たちも嬉しいです。長崎で感じたこと、体験した事が少しでもこれから先少しでも役に立ってくれたらいいなと思います。
そして私たちも子どもたちへエールを送り続けます。
「今度は家族と一緒に来たい!」と書いてくれた人もいました。その日が一日も早く来るよう、心から願っています。ぜひ長崎へ来てくださいね!

コメント投稿は締め切りました。