2013/9/1 吉田敬三写真展 被爆2世の肖像 最終日

各地で大雨の心配が続いています。
吉田さんの写真展は、今日で最終日を迎えます。先週末には長崎市の田上市長も来館されました。ありがとうございました。
来館者メッセージからは、それぞれの立場で願う平和への想いが伝わってきました。一部ご紹介します。
吉田敬三写真展最終日①

○わたしたち夫婦は共に被爆2世です。2世、3世の方の写真、とても笑顔良く、嬉しく思います。私たちが元気で後世に平和を訴える事、語り継ぐことが大切です。

○被爆者である父から話は聞けなかったけど、娘と来て、何かを得て帰りたいです。

○今までに聞いたことのない二世の気持ちや写真を見ることができてとても勉強になりました。長崎で生まれ育ったからには、被爆者、また二世・三世の気持ちを受け止め、伝えていかなければいけないと思いました。

○わたしは3世、娘は4世になります。祖父が早くに亡くなり、戦争のことを聞く機会があまりなかったのが残念です。娘が生まれ、平和について、戦争について改めて考え学び、伝えていかなければならないなあと思うようになりました。

○希望と平和への道・・・この地球上から核兵器、原子力発電をなくしていくしか真の平和はないと思います。

○父親が広島で10才頃に被爆しました。その後の人生は大変苦労したと聞いています。私も若い頃はさほど自身が2世であることは重く受け止めていませんでしたが、私も息子を授かり、父親も高齢になり、2世として何かやる事、息子に伝える事、父の体験を引き継ぐことがまず私がこれから行うこと、考えなくてはいけないことだと感じ、今日(写真展に)やってきました。まだ息子は2歳ですが、父親たち、被爆者が感じたことをうまく伝えていけたらと思います。多くの2世の方の写真や体験を見ることができてよかったです。
○”本人”の一番好きな場所を背景に写真を写す、というところに感じるものがありました。
○被爆者だった母から聞いて、原爆への思い、記憶を2世の私たちが無駄にはしてはいけないと改めて思いました。一枚一枚の写真の中の笑顔を通して平和に生きる今、を大切にしながら、後世につないでいかなければいけませんね。私たちに出来ることが何か・・・を考えたいと思います。

○被爆2世の方々の笑顔が素敵です。語り継いでいくことはとても大事なことです。

○平成生まれの私ですが、伝えていかなければいけない過去が、長崎にはあるのだと実感しました。

○全国に仲間をさがし歩く吉田さんの旅は終わらない。そのたびこそが平和な世界へ近づく道のように思います。

○長崎で平和教育を受け育ちました。そして今、兵庫で教諭をしています。今の政治、世論に対して不安と悲しさを覚えます。また子どもたちを戦場へ送る世の中になるのではないか・・・今までの”平和を祈る”だけで本当に良いのでしょうか。私たちみんなもう一度平和をつくるための学びを最高しなければいけないのではないかと思います。

○大学院生時代から被爆者の方の聞き取りを長崎でさせていただいており、現在は東京の高校で教員をしています。今年の3月には沖縄の修学旅行の引率をし、その前には事前学習として平和学習を担当しました。戦争というものに対し、想像することも難しい若者たちに、いったいどれだけ伝わるだろうかという不安はありましたが、普段の授業とは比べ物にならないほど真剣にその内容に向き合い、考えをめぐらせてくれました。日本は今、再び子どもたちを戦場に送りかねない状況がつくり出されようとしているように感じます。しかし、生徒たちの事前学習への取り組み、修学旅行での様子、その後の戦争や平和への関心の高まりを見ていると、日本にもまだ希望はあると思えます。私の活動にも関心を持ってくれている生徒も多いので、手を抜くことなく、私自身も平和をつくるための活動をしていきたいと考えています。

○毎日を普通に過ごせることの幸せ。

○いつも二世の方々から勇気と元気をいただきます。今年もいっぱいいただきました。人生の晩年にこんな素敵な人たちに出会えて本当に幸せです。二世で生まれて良かったばい。

○他県から長崎に来て、初めて被爆された方やご家族のお話をお聞きし、爆心地域を歩き、いろいろな写真展など見、TVのドキュメンタリーなどで関心が深まり、生の声をもっと聞かせていただく機会を持ちたいと思っていました。他県では広島以上に長崎のことを知りません。知った者として少しでも自分の言葉でお伝えできたらいいなと思っています。

吉田敬三写真展最終日②

たくさんのご来館、メッセージありがとうございました。

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