2013/4/16 忘れないプロジェクト写真展「3月11日14時46分にシャッターを切ろう」 開催されました!

長崎市在住の写真愛好家・若杉鏡心さんが呼びかけている「3月11日14時46分にシャッターを切ろう」に賛同した方から集められた写真が、浜屋百貨店(長崎市)ステップギャラリーで開催されました。
ピースミュージアムも協力し、来館者や貝の火運動のみなさんにも呼びかけ、事務局も合わせて5点出展しました。ご参加ありがとうございました。
鎮魂と復興への祈りを込めて、そして震災のことを決して忘れないようにとの思いを込めて撮られた写真とメッセージが展示されました。一部ご紹介します。

3.11浜屋ステップギャラリー① 3.11メッセ付② 3.11メッセ付①
3.11⑦ 3.11⑤3.11①3.11④3.11⑨

3.11⑥3.11⑫
3.11②3.11⑩

・東急電鉄では3月11日14時44分頃全列車一斉停止訓練をし、46分には10秒間の黙とうを呼びかけました。たまたま一斉停止していた自由が丘の駅で下校中の小学生が元気よく乗ってきました。すぐ「10秒間の黙とうにご協力をお願いします」という車内放送が流れ、その子たちは一所懸命小さな手を合わせていました。〈横浜市〉
・3月11日14時46分 いつものように仕事ができることに感謝です。〈長崎市〉
・娘からのバースデープレゼントの弁当箱に、私が作った料理を詰め、それをおいしそうに食べてくれる主人がいる。なにげない日常に幸せを感じるようになりました。〈長崎市〉
・杜の都仙台のこの日は2年前と同じような寒さでしたが、春を迎える明るい陽の光が届いていました。若者でにぎわう仙台パルコの9階から太平洋の海の青が見えました。人影もまばらな仙台駅前の光景が物語りますようにその時刻はざわめきが消え鎮魂の祈りに包まれていました。この時、母の故郷である閖上と、たくさんの思い出を作ってくれた石巻に行く決心をしました。鷗になったかもしれない愛する人たちを海辺で思うために。さださんの「黄昏迄」を今、聞き返しています。〈仙台市〉
・西日本新聞の記事にて「3.11を撮ろう」の企画を知り東日本大震災においては自分に何かできないかと気にかかっていたのですが、これはできると思いたち撮影しました。この写真は一見マイナーに見えるかもしれませんが再生に思いを込めて、自然を享受するパワーを感じてもらいたいと思います。〈長崎県〉
・東日本大震災当日は神奈川県の藤沢市を車で移動中でした。いままで経験のない大きな揺れを感じました。震災から2年、定年退職して長崎へUターン。3月11日、びわの袋かけの真っ最中。福島県もくだもの王国。原発事故のことを思うと胸が痛みます。〈長崎市〉
・3月11日14時46分 自宅にてシャッターを切りました。この写真のようにあの日あの場所にあったのは何気ない日常だったはず。こうやって洗濯物を干して普通に暮らせる幸せを感じました。〈神奈川県〉
・まだまだ私を含め悩んでいます。頑張ろう 一言がプレッシャーに 格差社会そのものです。 人生は金で買えないことはわかっております。今仮設の住宅からは引っ越しする人、入る人、さまざまな人間のドラマが続いております。この企画が長く続くことをお祈りしております。〈石巻市〉
・今年の3月11日14時46分 私も会社の屋上から写真を撮りましたのでこの度お送りしました。よろしくお願いいたします。国立劇場での追悼式警備で、機動隊のバスがこちらを向いてとまっており、はやりこの日が特別な日であることがわかりました。岩手県釜石市両石町に遠縁の親戚がいまして、その息子夫婦があの日帰らぬ人となりましたが、幸い親戚は何を逃れて今、静かに暮らしています。温かくなったら母を連れて会いに行きます。復興もそうですが、北国の「本当の」春はまだまだ遠いようです。〈東京都〉
・2013年3月11日14時46分 自分の自宅のベランダから黙とうのサイレンが鳴る中、空を見上げてシャッターを切りました。つたない写真ですが思いを込めて撮りました。〈長崎県〉

若杉さんは今年の長崎原爆の日にも「8月9日11時02分にシャッターを切ろう」を呼びかけるそうです。
忘れないプロジェクト、ぜひご参加ください。

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