2022/9/2 「川崎市で“嘉代子桜”紙芝居活動」

〇夏休みの子どもたちに平和の紙芝居活動
 ~川崎ボランティア:“嘉代子桜”上演(2022・8/2~23)~

神奈川県川崎市のボランティアグループM・Sさんらから同グループが川崎市民活動センター青少年課と取り組んだ平和の紙芝居「嘉代子桜」活動報告が届きました。

 

「嘉代子桜」は1945(昭和20)年8月9日長崎に投下された原爆で亡くなった小学生“嘉代子”さんを偲んで植樹された記念樹で、母校の長崎市立城山小学校では“平和のシンボル”として継承され大切に育てられています。紙芝居も作られ平和活動の一環として広く活用されており、川崎ボランティアグループでは毎年紙芝居を上演するとともに子どもたちと一緒に折り鶴を折って城山小学校に献納しています。
今年の夏休みには川崎市麻生区・多摩区の4か所<8/2・東百合丘子ども文化センター、8/9・下布田小学校:8/16・麻生小学校:8/23・三田小学校の各わくわくプラザ>で実施しました。

ボランティアとして参加して頂いたI・Mさんは長崎大学の医学生だったご親類の方が被爆死されており、活動にも力を込められたようです。レポートです。
 『長崎の原爆や川崎の大空襲についてパワーポイントを使って話をし、紙芝居「嘉代子桜」の読み聞かせを行いました。まとめとして子どもたちと一緒に平和への祈りを込めて折り鶴を折りました。コロナ第7波の真っただ中でしたが、無事に4回の「嘉代子桜」紙芝居活動を実施することができました。8月9日の下布田わくわくプラザでは、まさに原爆投下時刻の活動となり、みんなで黙とうをしました。今年はロシアのウクライナ侵攻という世界情勢を反映してか、子どもたちは例年にも増して真剣な表情で話を聞いていました。「嘉代子桜」の紙芝居が終わると涙をぬぐう男の子の姿も・・・。活動が終わっても、折り鶴を折り続ける子どもがいました。「嘉代子桜」のある城山小学校へ今年も千羽鶴を届けることができそうです。「戦争をしてはいけない!」「原爆(核兵器)は長崎を最後にして、もう決して使ってはいけない!」この思いは、子どもたちにしっかり伝わったという実感が持てました。』

 

川崎ボランティアグループでは折り鶴を千羽鶴に仕立て、長崎・城山小学校に届けることにしています。

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