現在ミュージアムでは、今年の3月に逝去された、故 原田泰治名誉館長の追悼展 「原田泰治の世界 日本の郷愁」を開催しています。
原田泰治先生には2003年のナガサキピースミュージアム開館時より名誉館長を務めて頂き、これまでに4回、展示やサイン会で来館いただきました。
今回の展示に際し、さだまさし会長からメッセージが届きました。
〈2004.4.13 さだまさし会長と故 原田泰治名誉館長〉
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原田泰治さんのこと
大好きな兄貴で、大好きな飲み友達で、大好きな画家でした。
温かで、冗談が好きで、本当は生真面目な人でした。
ナガサキ・ピースミュージアムの、
開館の時からずっと名誉館長を務めてくれました。
泰ちゃんの一枚の絵の中には、温かな風景や人生やドラマがある。
ふるさとはいつでも君の心の中にいるよ、と
教えてくれた大切な恩師でもある。
泰ちゃんはあっという間にいなくなっちゃったけど、
あなたの絵は永遠に愛されて行きます。
大ファンの一人として さだまさし
NPOナガサキピーススフィア貝の火運動・会長
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今回の展示では、諏訪市原田泰治美術館よりお借りした、ピエゾグラフ作品・9点を展示しています。ミュージアムイメージ画「二人の約束」、長崎の伝統的工芸品・古賀人形を描いた作品もあります。
また、5月27日付の長崎新聞に「愛を感じる原田さんの絵」の見出しで展示の様子が掲載されました。全文をご紹介します。
『 長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで、故・原田泰治名誉館長の追悼企画展が開かれている。6月19日まで。
原田さんは、日本各地のふるさとの原風景などを描いたグラフィックデザイナーで画家。同館開館時から名誉館長を務め、今年3月死去した。
長崎の伝統工芸品「古賀人形」を描いた作品など9点を展示。過去4回、同館で展示会を実施し、増川雅一専務理事は「県内各地から握手やサインを求めて多くの人が訪れた。当時訪れた人たちにも来てほしい」と呼びかけている。
長崎市出身のシンガー・ソングライター、さだまさしさんと原田さんは長年の親友。さださんは追悼展にあたり「あなたの絵は永遠に愛されて行きます」とメッセージを寄せた。企画展に訪れた長崎市の会社員、原田茅博さん(60)は「どこか懐かしく、愛を感じる絵」と話した。 (橋本真依)』
「原田泰治の世界 日本の郷愁」展は6月19日(日)14時まで開催しています。皆様のお越しをお待ちしております!