「トンチンカン人形展」で浜辺耕作さんらトークショー(2013・3/10)

「トンチンカン(頓珍漢)人形」は、長崎市在住の故久保田馨さん(1928-70)が制作した粘土素焼きの人形で、奇抜でユーモラスな表情やルックスが人気を集めました。生涯で20万体以上が作られたと言われ、明るさの中にも人間の持つ悲しさなど様々な感情が溢れていることもあって平和の象徴とも評価されました。

トンチンカン人形

特に銅版画家で先に死去した渡辺千尋さんらがその作品は「長崎にとって“もう一つの平和祈念像”である」との高い評価を与えるとともに、巷に内没した作品収集に乗り出し、長崎市の協力で、長崎市松が枝町の「香港上海銀行長崎支店記念館」の一角に展示スペースを確保し久保田さんの業績を顕彰しています。

今回、渡辺さん同様作品を高く評価している画家・デザイナーの一瀬比郎さんらが長崎市樺島町「タイピントギャラリー」で『トンチンカン人形展~久保田馨とその時代』を開催<3/8-21・入場料200円>。10日(日)には午後1時から同ギャラリーで関係者のトークショーガ開かれるもので、ピーススフィア貝の火運動の会員で諫早市在住の写真家・浜辺耕作さんも人形との出会いを中心に人形の魅力を話すことになりました。

浜辺耕作さん
浜辺耕作さん

展示会・トークショーの予約
・問い合わせは、同展実行委員会・中村哲美さん電話080-1737-2914へどうぞ。
トンチンカン人形と長崎の画家達展~久保田馨とその時代~

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