2021/11/6 忘れないプロジェクト写真展 開催中!

現在ミュージアムでは、今年の〈8月9日午前11時2分〉に各地で撮られた写真を展示する「忘れないプロジェクト写真展」を開催しています。
忘れないプロジェクトは、被爆者の小川忠義さんの呼びかけで毎年開催されており、今年で13回目、ミュージアムでの展示は9回目となります。

今年は日本各地と、オーストラリアなど海外9か国から、過去最多の244枚の写真が集まりました。

ナガサキピーススフィア貝の火運動の会員さんや展示関係者の方からも写真をお寄せいただきました。メッセージとともにご紹介します。

〈京都府・Nさん〉

8月9日を日常の中で流されてしまわない様にと始めた平和の集い。今年は12回目になります。コロナの為自宅さろん~ピースの広場~で 小人数で集まり料理を作り歌を聞き楽しむ事が出来ました
1回目から ご飯を食べたり 音楽を楽しんだり当たり前の普通の日常が平和な状態と意識していましたが コロナ禍の中 心新たに 当たり前の日常の重要さを感じます

〈宮城県・Hさん〉

平和へのメッセージ
2021年8月9日「長崎原爆の日」の平和祈念式典をテレビで見ていました。
「若い人たちが核廃絶の願いを受け継いでくれると確信できたから」ということで、76年前の、胸に突き刺さるようなできごとをお話ししてくださった岡信子さんと、当時の岡さんと同じ年頃の女子高校生の皆さんの清らかな歌声が平和記念像の両手と瞼に響き合っていることを感じ、世界中の空に、長崎の祈りが届くことを願いました。
一緒に平和祈念式典を見ていた6歳の孫が、平和記念像と同じポーズをとったあと、小雨の降る空に向けて、シャボン玉を飛ばしました。
小さなたくさんの球体を、世界の子どもたちが、一緒に笑顔で飛ばせますように。

〈神奈川県・Mさん〉
今年もコロナのため「平和の鐘一振り」に出かけることができませんでした。
自宅前で、流れ行く雲に向かって、理不尽な暴力で悲しい思いをする人がいなくなりますようにと祈りました。

〈山口県・Mさん〉
今年、8月9日、11時2分の山口「原爆死没者の碑」の写真をお送りします。
今年のこの日のこの場所は、私以外、全くの無人でした。
被団協は、この時間事務所で慰霊の会を開催後ここで献花したようではありますが。

〈埼玉県・Оさん〉
世界を「地球丸ごと、そっくりそのままがホロコースト」と捉える。
撮影地:福島県双葉郡双葉町新山牛踏  37°26′48.5″N 141°00′31.0″E

〈長崎市・Nさん〉
「核廃絶と世界平和」と我家の幸せを願って黙祷しました!

〈福岡市・Iさん〉
長崎は76回目の原爆の日を迎えました。2021年8月9日午前11時02分に撮った曇天の福岡空港近くの風景です。ある時、小学生の男の子からこんな質問を受けたことがありました。「なぜ戦争をするの?なぜ終わらないの?戦争って儲かるからでしょう」と、返す言葉が見つからず固まって質問を飲み込んだ自分がいました。
胸のつかえが残ったままでした。いつの日かちゃんと答えられるようになろうと誓ったことを思い出しました。改めて平和の尊さをかみしめて、次世代の人たちに平和を文化として広めて行くのが僕たちの役割使命だなと感じております。

〈広島市・Dさん〉
平和について考えること、願うことは特別でも難しいことでもないと思います。
自分の視点を大切にきっかけを作っていきたいです。

〈北海道・Tさん〉
タイトル:いつくしむ母
幼子を抱く母のブロンズ像が、町民いこいの広場に立って、いつもまちの平安を祈っています。

忘れないプロジェクト写真展は11月14日(日)14時まで開催しています。是非お越しください!

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