2021/9/26 コソボ展*KTNニュース

いわゆる“冷戦”終結を境に、国家間の戦争に代わり民族や地域間の対立が激しく紛争やテロが頻発しています。ドイツ在住で長崎出身の女性写真家がそのひとつ「コソボ紛争」を記録しナガサキピースミュージアムで展示会を開きました。すでに、新聞・放送各社の報道でご承知かと思いますが、この21日(火)にはKTNテレビ長崎の報道番組『マルっと!』でも取り上げて頂きました。画面の一部を付けて全文紹介します。

 

『コソボは旧ユーゴスラビアの一部です。ユーゴスラビアは1つの国の中に2つの文字、3つの宗教、4つの言語、5つの民族、6つの共和国、7つの国境を持つと言われていて、政情が不安定になり民族紛争が起きました。紛争は1999年に終結しましたが、現在も80万人以上が難民となり、経済的に苦しい生活が続いています。そんなコソボの現地の様子を撮影した長崎県内出身の女性が、長崎市で写真展を開いています。

 

爆撃で崩れた建設会社、紛争の終結から20年以上が経った今も手付かずの状態で残っています。長崎市のナガサキピースミュージアムで開かれている写真展「KOSOVO 紛争のあとで」です。長崎県出身で、現在はドイツに暮らすサトミ・ヘニックフェルトさんが、娘の同級生がコソボの難民だったことをきっかけに現地に足を運び、2015年と2019年に撮影した146点を展示しています。

 

写真では笑顔の子どもたち。しかし、復興があまり進んでおらず「ここには夢も未来もない」と話していたといいます。サトミ・ヘニックフェルトさんの妹 中村 敦子 さん 「写真を見ていただいて紛争が起こるということはどういうことなのか、何か一つでも心に響いていただけると私たちも幸いです」

 
「コソボ写真展」は長崎市松が枝町のナガサキピースミュージアムで、10月3日まで開かれています。』

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